馬上筒?真田幸村が大河真田丸で発見した兵器の威力と性能と行方は?
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大河ドラマ「真田丸」で堺雅人さん演じる「真田幸村」が発見した銃「馬上筒」
その恐るべき威力と性能とは?
そして、真田幸村が使用した馬上筒の行方は?現存するのでしょうか?
幸村は馬上筒をどのように使用したのか?
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南無阿弥陀仏・・・。
■「真田丸」で幸村が「馬上筒」を発見!
大河ドラマ真田丸・・・・・堺雅人さん演じる真田幸村が、強力な武器を入手したみたいです。
48話にて、幸村の家来の作兵衛が、畑仕事をしていると、クワがなにか硬いものに当たり・・・・。
調べてみると、そこには千利休の刻印が刻まれた桐の箱。
中には小型の鉄砲が2丁。
作兵衛が畑をつくっていた場所は、千利休の茶室の跡地だった。
千利休が生前南蛮人から手に入れたものだろう・・・・ということ・・・。
幸村はその鉄砲を手にして、鉄砲に詳しい毛利勝永に、その鉄砲について尋ねると、「火縄」の代わりに「火打ち石」が取り付けられた「馬上筒」という鉄砲だと教えてくれる。
火縄に点火する必要もないので、馬上でも打てる代物なんだとか。
この「馬上筒」を利用して、真田幸村は徳川家康に挑もうとする・・・。
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■馬上筒とは?その性能と威力は?
馬上筒・・・・鉄砲に変わりはないみたいですが、ヤケに短いもののようですね。
その性能と威力はどんなものなのでしょうか?
まず、火縄銃と一括りにされがちな鉄砲には様々な種類があるようです。
堺筒・国友鉄砲・日野筒・米沢鉄砲・仙台筒・狭間筒・大狭間筒・阿波筒・紀州鉄砲・土佐筒・短筒・馬上筒・五匁馬上筒
などの多数の種類があったみたいです。
それぞれに仕組みが異なり、狙撃用・馬上での発射用・機銃のような用法のもの、などなど目的も異なっていたらしいです。
さて、馬上筒・・・・・馬の上にいても発射できるように、銃身が非常に短くなっています。
通常火縄銃の全長は1m以上あるらしいですが、この馬上筒というものはその半分の60cmなんだそうですね。
真田幸村が使用していた馬上筒は、連射性能を高めるために、弾丸装填の機能を向上させる事が試みられている代物だとか。
そのおかげで、8発の弾丸を約10秒毎に発射することが出来たということです。
通常の火縄銃なら、装填して次弾発射には数十秒かかったらしいですから、かなりの速さです。
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「フリントロック式」
大河ドラマでは「火縄の代わりに火打ち石が備え付けられている」と言われていましたが、本当なのでしょうか?
日本の戦国時代に使用されていた鉄砲は火縄を使って点火する「マッチロック式」というもの。つまりマッチ(火縄)ということですね。
それに対して火打ち石を利用した鉄砲を「フリントロック式」。フリント(火打ち石)を利用した鉄砲。
このフリントロック式というものは「1620年にフランス人の手によって開発」されたらしいのですが・・・・1614年の真田幸村の手にあるのはなぜ???
似たような機能の火打ち石を使用する鉄砲で、スペインで発明された「スナップハンスロック式」やスウェーデンで開発された「ミュケレットロック式」16世紀半ば頃には開発されていたらしいので、おそらく真田幸村が使用した馬上筒は正式な「フリントロック式」の鉄砲ではなかったのでしょう。
毛利勝永が「スペイン人から聞いたことがある」と言っていたので「スナップハンスロック式」なのかもしれません。
ただ・・・・馬上筒であっても、火縄銃と同じように、弾丸を筒から装填するだけではなく、火打ち石が備えられている撃鉄部分の火皿にも火薬を注がなくてはならなかったはずなのですが・・・・これって馬上で出来たのでしょうかね??
この「フリントロック式」には弱点があり、火打ち石であるがため、火縄のように確実に火薬に点火させることが出来ずに、不発(ミスファイア)が多かったんだそうです。
まぁ、「ゴルゴ13」でも不発したことがあるんだから、幸村さんが不発しても仕方ないとは思いますけどね・・・・。
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射程距離は?
通常、火縄銃の有効射程距離は100~200mと言われているらしいですが、馬上筒は口径が小さく、全長が短いこともあって、火薬を増やすことが出来ず、射程距離は20mほどだったみたいです。
命中率は?通常の火縄銃に比べると馬上筒の命中率は低かったらしいです。
しかし、火縄銃は元々、ライフリング・つまり弾丸がスクリューすることもなく、矢の様に羽(フィン)が付いているわけでもないので、命中率は低かったそうですから、馬上筒になってもそれほど変わりはなかったと思います。
威力は?
馬上筒の威力は、はっきりしていません。
火縄銃よりも劣るとは思いますが、参考までに火縄銃の威力をご紹介します。
火縄銃の弾丸は、現代のものとは違って、鉛を硬質の金属で覆っていないので、着弾で弾丸がバラバラになり、非常に殺傷能力が高かったそうです。
火縄銃は口径が非常に大きかった上に、弾丸重量もかなり重かったみたいですね。
つまり、火縄銃を至近距離で発射されると、現代のショットガン並みの威力があったとか・・・・。
よく歴史紹介番組などで、「南蛮胴は鉄砲の弾丸を通さない」と言われているようですが、これはパフォーマンスとして鉄砲の火薬を少なめにしたためであって、通常量の火薬をしようしたら、南蛮胴でもひとたまりもなく貫通してしまうらしいです。
おそらく馬上筒も、射程距離20m以内での発射なら、このような威力を発揮していたのではないでしょうか。
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■史実でも幸村は「馬上筒」を拾ったの?
大河ドラマ「真田丸」で、真田幸村は「馬上筒」を偶然拾っていました。
史実でも、拾った・・・のでしょうか?
千利休がこの馬上筒を取り扱っていたらしいですが・・・・千利休は堺の「とと屋」というお名前の店の主人。
「とと屋」を漢字にすると「魚屋」・・・・。
まぁ、「魚屋」というのは屋号・・・つまり店名だったらしいですから、「魚屋」という名前の「武器屋」だったのかもしれませんが・・・・。
おそらくですが、真田幸村は、この鉄砲を大阪近くの貿易港であった商業都市「堺」から購入したのでしょう。
又は、大阪城内の武器庫に眠っていたとか・・・。
大阪城は太閤・豊臣秀吉の居城・・・・最新の武器が眠っていたとしても不思議ではないでしょうからね。
流石に拾ったっていうのはないんじゃないでしょうか(T_T)
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■幸村の馬上筒の行方は?現存する?
真田幸村が使用したという馬上筒・・・実物はどこに行ったのでしょうか?
歴史上、真田幸村は、大阪夏の陣において徳川家康に突撃した際に、この馬上筒を使用していたらしいですが、なんと、馬上で発射している最中に落っことしてしまったらしいです。
・・・・。
そのためなのかはわかりませんが、真田幸村は徳川家康を討ち取れず、逃してしまい、逆にやられてしまったのです・・・・(T_T)
その真田幸村が使用した馬上筒は、戦利品として、紀州徳川家に代々受け継がれていったそうです。
ちなみに大阪夏の陣の当時、紀州徳川家の当主で家康の十男・徳川頼宣はまだ駿府領主であり、紀伊の国に移動するのは大阪夏の陣の4年後の1619年。
紀州徳川家は、馬上筒を保管していたらしいのですが、第2次世界対戦時にアメリカへ渡ってしまったんだと言われてます。
それを、日本人の「澤田平」さんという方が買い受けて、現在は大阪市東成区大今里南にある私設の「真田幸村公・資料館」にて展示されているそうです。
この人、「開運!なんでも鑑定団」に出演した過去があるんだとか。
これ・・・本物なんですかね??
それにしても真田幸村さん・・・・大切な馬上筒を落っことすとは・・・・・お茶目な性格なのか?それとも天然ボケだったのか・・・。
名将だったら、銃に紐でも通して、手首にくくりつけておくくらいの工夫はあってもよかったのに。
宮本武蔵は自分の木刀に紐を通して手首にくくっていたらしいですからね。
せっかく「真田紐」を発明したんだから、そこに気づいてほしかったなぁ(^_^;)
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■本日のまとめ
本日の記事をまとめますと
・大河ドラマ「真田丸」で、真田幸村は偶然「馬上筒」を拾っていた。
・馬上筒とは、火縄銃のショート版で、威力や射程は劣るが、真田幸村の使用したものは半自動の速射可能モデルだったらしい。
・おそらく「拾った」のではなく、購入したか、大阪城に保管されていたのだろう。
・現在、真田幸村の馬上筒(と言われているもの)は、大阪市の私設の資料館にて展示されているらしい。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
またよろしければお付き合いくださいませ。
それではこの辺で失礼致します。
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