北朝鮮と中国の関係・歴史を分かりやすく簡単に説明!なぜ仲良しなの?
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現在、北朝鮮とアメリカの危機が続いています。
その北朝鮮の後ろ盾となっているのが、中華人民共和国。
なぜ中国と北朝鮮は、これほどまでに仲良しなのか?
その理由を、超分かりやすく、超簡単にご説明いたします。
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■北朝鮮と中国の関係冷え込む!
2017年春、北朝鮮危機に対する、各国の動き
アメリカ
北朝鮮の核とミサイル開発、これに反発したアメリカのトランプ大統領が、北朝鮮に武力で圧力をかけました。
空母カールビンソンが、北朝鮮周辺にいて、圧力をかけ続けています。
しかし、トランプ大統領は、北朝鮮の金正恩との対話もあり得ると示唆しており、どちらに転ぶかわからない状況です。
北朝鮮
北朝鮮はアメリカの圧力に反発!
ミサイル発射を何度となく繰り返し、アメリカに対して対決姿勢を示しています。
しかし、北朝鮮がアメリカと戦ったら、敗北は確実。
それがわかっているため、北朝鮮はアメリカを怒らせない、つまりアメリカの武力行使を引き出さないように、ギリギリでレッドラインを越えない威嚇を繰り返しています。
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中国
中国はこれまで、後ほど説明する理由から、北朝鮮をかばい続けてきました。
しかし、2017年春の北朝鮮危機で、中国は北朝鮮への態度を180°変えました。
4月上旬に行われた「米中首脳会談」で、中国トップの習近平は、アメリカのトランプ大統領から「北朝鮮への圧力」を要請されました。
圧力をかけないと、アメリカは中国へ「為替操作国指定」などの制裁を課す!と脅されたのでしょう。
それに屈した中国は、北朝鮮へ圧力をかけ始めたのです。
これがきっかけで、中国と北朝鮮は、これまでの仲良し関係から、一気に関係悪化していきました。
日本
日本では安倍総理が、アメリカと連携し、ロシアやイギリスを回って各国と協力し、北朝鮮を封じ込めようとしています。
特にアメリカとロシアは「シリア問題」で関係が悪化している最中。
そんなアメリカとロシアの関係を取り持つことは、両国と関係の深い安倍総理にしか出来ないことだそうです。
さすが「猛獣使い」と称された安倍総理。トランプもロシア・プーチン大統領も手懐けているってことでしょうかね?
海上自衛隊もアメリカ軍と訓練や護衛任務などで連携し、もしもの事態に備えています。
韓国
5月9日に「親北朝鮮・反米・反日」の文在寅氏が、韓国大統領に就任。
日米韓による、北朝鮮包囲網が崩壊するかもしれません。
北朝鮮の金正恩は、この選挙結果に喜んでいるでしょう。
北朝鮮は、文在寅氏から支援を取り付けることができるでしょうからね。
その支援が、核開発に利用されないことを期待したいですが・・・。
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■北朝鮮と中国は、なぜ仲良し?
北朝鮮と中国の関係が悪化しています。
これは「歴史的転換点」だと言う人もいます。
両国は、なぜこれまで「蜜月」とまで言われる「仲良し関係」だったのでしょうか?
北朝鮮と中国は「考え方」が同じ
北朝鮮と中国が仲良しとなった理由の一つは、「主義(考え方)が同じ」だから。
北朝鮮は「共産主義」の国(北朝鮮の正式国名は『朝鮮民主主義人民共和国』ですが、大嘘です)。
中国もまた「共産主義」の国。
対して、日本・アメリカは「民主主義」の国。
「共産主義」と「民主主義」は、基本的に考え方が真逆です。
「共産主義」は「国家が第一(独裁国家)」。
「民主主義」は「国民が第一(自由が第一の国家)」という考え方なんです。
考え方が違うので、必然的に「仲が悪く」なってしまいます。
そして、中国と北朝鮮は、互いに支え合っている関係でもあります。
中国にとって、北朝鮮は「韓国と在韓米軍から中国を守る盾」としての役割があります。
北朝鮮にとって、中国は「資源などを輸入させてくれる後ろ盾」です。
つまり、互いに利益のある関係というわけです。
北朝鮮と中国が共に戦った「朝鮮戦争」
1950年、北朝鮮は韓国に侵攻し「朝鮮戦争」が勃発しました。
開戦直後は、北朝鮮が優位でしたが、アメリカ軍が韓国軍に味方して参戦した後は、北朝鮮は一気に敗色濃厚に・・・。
その時、北朝鮮を助けるために参戦したのが中国。
中国は、同じ「共産主義」で、中国の「盾」としての役割がある北朝鮮に援軍を送ったのです。
そのおかげで北朝鮮は、韓国・アメリカ軍を押し返し、1953年に38度線で軍事境界線を引いて休戦できました。
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朝鮮戦争後の中朝関係
朝鮮戦争後も北朝鮮と中国は、互いに支え合ってきました。
1961年、「中朝友好協力相互援助条約」という軍事同盟を締結。
中朝は、朝鮮戦争で共に血を流して戦った仲であるため、「血の友誼」「血の同盟」と呼ばれるようになりました。
共産主義国のリーダーだったソビエト連邦が崩壊した後、双方はさらに強く結びつきました。
中国は北朝鮮を「盾」として、北朝鮮は中国を「後ろ盾」として、互いに支え合ってきたのです。
北朝鮮が世界から孤立し、アメリカや日本から「拉致問題」や「核問題」で糾弾され、国連の場で制裁を受けそうなときも、中国だけは制裁に反対し、北朝鮮を守ってきました。
「最貧国」と言われている北朝鮮は、中国からの支援のおかげで、これまでなんとか生きながらえてきたということです。
北朝鮮の核兵器
中国が北朝鮮に対して、一つだけ怒っている事があります。
それは「核兵器」。
北朝鮮が「核兵器」を保有していることを、中国は嫌がっているのです。
核保有国が、中国の首都「北京」の目の前にある。
それは恐ろしいことなので、北朝鮮の「核開発」に対して中国は怒っているのです。
しかし、北朝鮮からすると、アメリカという敵国から自国を守るためにも核兵器は必要だ!と考えています。
相容れぬ思惑が、関係を破綻させる元となる・・・・・それが2017年春に表面化しました。
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■2017年春、中朝関係悪化
2017年春、「米中首脳会談」で、トランプ大統領からの圧力があったため、中国は北朝鮮への経済制裁を強化。
それまで行っていた「北朝鮮からの石炭輸入」を停止。
元々北朝鮮の「核開発」に反対だった中国からすると、この機会にアメリカという国を後ろ盾にして、北朝鮮に言うことをきかせよう!としているのでしょう。
中国は、北朝鮮が「核実験」を行った場合、北の生命線である「石油パイプライン」を停める!と脅しています。
石油輸入を中国に頼り切っている北朝鮮は、石油パイプラインが止められたら、アメリカから国を守る「軍隊」が一気に無力化します。
そしてなにより、北朝鮮からすると「軍事同盟」を結んでいる中国が、アメリカと同調して北朝鮮に圧力をかける行為は「裏切り行為」です。
そのため、北朝鮮は、中国を名指しで批判しました。
それに怒った中国もまた、北朝鮮を批判しています。
中国からすると、核開発をやめない北朝鮮に怒り心頭ですが、それでも「盾」としての役割がある北朝鮮を潰したくありません。
そのため、アメリカに北朝鮮攻撃の口実を与えないために、なりふり構わず「核・ミサイル開発」をやめさせたいのです。
もしも、このまま、北朝鮮が核開発をやめず、アメリカに滅ぼされたら・・・・中国は大切な盾を失います。
アメリカに滅ぼされるくらいなら、中国が滅ぼして、北朝鮮に新しい政権を樹立させる・・・・・と中国が考えてもおかしくないかも・・・。
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■本日のまとめ
本日の記事をまとめますと
・2017年、北朝鮮とアメリカの間で開戦危機と噂される。
・北朝鮮と中国は、互いに支え合い、同じ「共産主義」の国同士。
・しかも「朝鮮戦争」で一緒に戦った仲。
・2017年春、北朝鮮は自分達を裏切ってアメリカ側についた中国と、急激に関係悪化!
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
またよろしければお付き合いくださいませ。
それではこの辺で失礼致します。
南無阿弥陀仏・・・。
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