教育勅語とは?超分かりやすく口語訳・読み仮名付きで全文解説!

教育勅語とは?

森友学園問題で話題になっている「教育勅語」

一体なんのことなのでしょうか?

現代語風に訳してみましたので、ご覧くださいませ!


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「生臭寺院」へようこそ。

拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。

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南無阿弥陀仏・・・。

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■教育勅語とは何なのか?天皇のお言葉?(教育勅語・原本・動画)

公式チャンネル「ANNnewsCHチャンネル」より


「森友学園問題」で話題になった言葉「教育勅語(きょういく・ちょくご)

この教育勅語とは、一体何なのでしょうか?

「勅語」とは「天皇陛下のお言葉」のこと。

そして、「教育勅語」とは、明治23年に発表された「明治天皇」の道徳教育に関する主張のことです。

つまり、「明治天皇」が道徳教育とはこのようにあるべきではないか?とご意見を述べられたもの。

それが「教育勅語」なんですね。

この「教育勅語」は戦前の日本の「教育」について、最も大切なお手本になった代物。

つまり戦前の「教育の基本的方針」。

戦後、1948年6月19日に廃止されるまで、「教育勅語」は日本教育の基本方針で在り続けました。

その後は、「戦前の軍国教育」として批判されることもあれば、教育の基本として優れている!と肯定される見方もあります。


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■教育勅語・現代口語訳

ここからは教育勅語を現代風に、可能な限り分かりやすく訳してみたいと思います。

とはいえ、かなり難しい内容ですので、分かりやすくすることを優先して、ちょっと原本と異なる部分もあるかもしれません。

でも・・・・どうかご勘弁くださいませ(^_^;)

ちなみに、一つだけご理解いただきたいのが「朕(ちん)」という文字について。

この「朕」という言葉は、天皇陛下の一人称。

天皇陛下が「私」と言う場合「朕」とおっしゃいます。

つまり「朕」とは「明治天皇」のことだとご理解くださいませ。

口語訳・読み仮名つきにしてみました。未熟ではありますが、お許しくださいませ。

朕が推(おも)うに、我が祖先の方々が国をお肇(はじ)めになったことは、極めて大きく奥が深いことであり、徳(とく)をお立てになったことは極めて深く厚くあらせられ、又、我が国民はよく忠誠を尽くし、孝行を尽くし、国中の全ての者達がみんな心を一つにして、代々美風(びふう・「美しい習わし」のこと)を創り上げて来ました。これは我が国のいちばん大切な部分であって、教育の基本もここにあるのです。

国民のみなさんは、両親に親孝行をし、兄弟姉妹は仲良くし、夫婦は助け合い、友人同士は互いに信頼しあい、謙虚にへりくだって、勝手気ままな振る舞いをせずに、人々に対して慈愛(じあい)を及(およ)ぼすようにして、勉強を頑張って自らの仕事を習い、知識や才能を磨き、善良で有能な人間になり、進んでおおやけの利益と世のためになる仕事をおこし、常に皇室典範(こうしつてんぱん・「皇室の法律」のこと)や憲法などの法令を尊(とうと)んで守り、万が一危急(ききゅう)の大事が起こったなら、大いなる正義に基いて勇気を出して身を捧げて皇室と国家のためにお尽(つ)くしなさい。

このようにして、神の与えた命令に身を任せて、天地とともに窮(きわ)まりない宝祚(あまつひつぎ・「皇位」のこと)が栄えることをお助けなさい。このようにすることは、ただ朕に対して忠誠心あつい国民であるだけでなく、それが、皆さんの祖先が残してくれた美風(びふう・「美しい習わし」のこと)をはっきりとあらわすことになるのです。

ここに示した道は、実に我が祖先がおのこし下さった遺訓(いくん・「教え・注意」のこと)であって、皇祖皇宗(こうそこうそう・「歴代天皇」のこと)の子孫たる者と国民たるものが一緒に従い守るべきところです。この道は古今を貫いて間違いがなく、又我が国は当然として外国で用いても正しい道です。朕は皆さん国民と一緒にこの道を大切に守り、皆さんがこの道を完全に身につけて実際に行うことを切に望んでおります。


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この教育勅語の中には、「12の徳目」といって、「守るべき12のこと」が記されていると言います。

つまり

1,親孝行

2,兄弟仲良く

3,夫婦は助け合い

4,友人同士は信頼しあい

5,謙虚にへりくだり

6,勉強を頑張って仕事を習い

7,知識や才能を磨き

8,人々に慈愛を及ぼし

9,善良で有能な人間となり

10,公の利益となる仕事をおこし

11,常に法律を守り

12,一大事が起こったら勇気を奮って皇室・国家のために尽くす

これらを子供達の教育の指針とすることが、教育勅語の意味の一つでもあったのでしょう。

憲政史家の「倉山満」さんという方が、この教育勅語を批判する人のために、わかりやすい例を挙げておられました。

「教育勅語」を逆に解釈した「逆教育勅語」という代物を書いてくれています。

面白い代物なので、ここに記しておきます。

1、親に孝養をつくしてはいけません
2、兄弟姉妹は仲良くしてはいけません
3、夫婦は仲良くしてはいけません
4、友達を信じてはいけません
5、自らの言動を慎んではいけません
6、全ての人に愛の手をさしのべてはいけません
7、職業を身につけてはいけません
8、知識と才能を伸ばしてはいけません
9、人格向上に努力してはいけません
10、社会のため仕事に励んではいけません
11、法律を守り社会秩序に従ってはいけません
12、勇敢に国のため真心を尽くしてはいけません

この「教育勅語」が危険な代物か否か・・・逆にしてみると非常によくわかると思います。

教育勅語に反対している方々は、「教育勅語」は軍国主義・軍国教育の象徴、と言いますが、そんなことはなく、教育勅語の最期の書かれている通り、「いつの時代でも、どこの国でも正しい」であろう考え方なのです。

ちなみに・・・「12」の「一大事が起こったら国家のために尽くす」について、「戦争に行け」という意味で受け取る人もいるかもしれませんが、国難とはそれだけではないでしょう。

大地震とか経済低迷とか・・・。多分そういうことも含めて明治天皇はおっしゃったのではないでしょうか。

また

「皇室と国家に尽くしなさい」

というお言葉・・・・これについて「どうして我々が皇室と国家に尽くさなくてはならないんだ!」と感じた方もおられるかもしれません。

しかし、国家とはすなわち「義務を与えると同時に権利や自由を国民に与え、国民を守る存在」です。その「国民を守る存在」である国家に尽くすことで、結果として「自由」や「権利」という利益を、国民が享受することになります。

国家に尽くすことは、国民のため、国民が得をする行為なので、ぜひぜひ国家にお尽くしなさい・・・と明治天皇はおっしゃっておられるのです。

また、「皇室に尽くす」こともまた、国民の利益になることです。なんといっても皇室は、日本という国家の歴史そのもの。日本人の象徴です。2000年以上も続く「日本」という世界最古の国の存在を証明するのが天皇・皇室なのです。その皇室を守ることは、日本が守り続けてきた歴史の重みを守ることにつながります。そして「長く重い日本の歴史と伝統」は「日本人が世界に誇るもの」となるでしょう。

それに、天皇や皇室は、その一生を捧げて国民にお尽くしくださっておられます。今上天皇陛下のお姿をご覧いただければ、それは明らかでしょう。一身をなげうって国民に尽くしてくださる天皇・・・・その天皇・皇室に国民が尽くすことは、天皇のためではなく、国民のためなのではないでしょうか。

追伸・・世界最古の国は「5000年の歴史を持つ中国では?」と言う方もおられるかもしれませんが、中国はその5000年の歴史の中で「秦」「漢」「三国」「晋」・・・「明」「清」「中華民国」「中華人民共和国」と、何度も国が滅びては新しい国が興るを繰り返しているので、最古の国家は日本です。


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■森友学園問題との関係とは?

森友学園問題で話題になった「教育勅語」。

この教育勅語を森友学園・塚本幼稚園では、園児たちに暗証させていたんですね。

この教育勅語・暗証を問題視している人もいるようです。

「教育勅語なんて、軍国主義の危険な教育だ!」

と言う人もいますね。

確かに教育勅語は戦後すぐに教育の指針としての地位から廃止されたので、危険!と思えてしまうのでしょうね。

しかし、上の現代語訳を読まれた方ならお気づきだとは思いますが、危険でもなんでもなく、

「日々の心がけを大切にし、国に大事件が起こったら、国を守るために頑張りましょう。朕もそうしますから」

と明治天皇がおっしゃったお言葉・・・というだけの話でしょう。

森友学園という問題多発の法人で暗証させていたから危険な感じがしてしまうだけで、教育勅語自体に問題はないのではないでしょうかね。


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■本日のまとめ

本日の記事をまとめますと

・「教育勅語」とは明治天皇のお言葉。

・これは戦前、「教育の指針」として扱われていた。

・教育勅語は戦後すぐに指針から廃止された

・森友学園・塚本幼稚園では「教育勅語」を園児たちに暗証させていたが、それ自体に問題はないだろう。

以上となります。

本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。

またよろしければお付き合いくださいませ。

それではこの辺で失礼致します。

南無阿弥陀仏・・・。

よろしければコチラの記事も合わせてお読み下さいませ。

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