大蔵卿局はスパイだった?どうしてあんなに偉そうなのか?
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大河ドラマ「真田丸」において
大阪冬の陣の「和睦交渉」を勝手に進める「大蔵卿局」
彼女はどうしてこれほど偉そうなのか?
そしてもしかして、家康のスパイだったのか?
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■大蔵卿局が大阪城を破却?
大河ドラマ「真田丸」。
第47話で、大阪冬の陣のクライマックスが描かれました。
和睦交渉にて終戦を模索する豊臣軍。
豊臣軍の和睦交渉人は、淀殿の妹「常高院・お初」。
徳川軍の和睦交渉人は家康の側室にして「徳川秀忠」の育ての親「阿茶局」。
豊とも和睦交渉の条件は当初「領地加増(四国のうち2カ国)」と「秀頼の大阪城退去」でした、
しかし、家康の返答は「安房」「上総」、つまり千葉県。
家康の本拠「江戸」の目と鼻の先に国替えとなると、何が起こるかかわからないと判断した幸村は拒絶。
和睦交渉の場で、常高院・初と阿茶局は交渉開始。
常高院の後ろには「淀殿の乳母」である「大蔵卿局」。
常高院・初が「牢人に褒美を与えたいので、領地を加増してほしい」と条件に出していたが、その事について阿茶局に詰問。
阿茶局が出した条件は、「大阪城の取り壊し」。具体的には「真田丸の取り壊しと堀の埋め立て」。
城を無力化すれば、浪人たちは退去するしかないだろう。とちらつかせると、牢人部隊を嫌っている大蔵卿局は食いつく。
いつのまにやら阿茶局と大蔵卿局の2人で勝手に和睦交渉が整ってしまう。
そして、真田丸は破却。
難攻不落の大阪城は観る影もなくなってしまう。
う~ん・・・・大蔵卿局・・・・「スパイじゃないの?」と疑いたくなるようなヘマをしちゃいましたね・・・。
憲政史研究家「倉山満」さんが言うには、史実では時々こういう人が出てくるらしいですね。
「頼むからスパイであってくれ!!」と祈りたくなるようなお茶目をやらかす人が・・・・。
ちなみに「大蔵卿局」を演じている女優「峯村リエ」さんは、あまりの悪役好演に苦情が殺到!
女優としては嬉しいが、ちょっと悲しいので、大阪城の碑に謝罪に行くと言い出しているとか(^_^;)
なにもそこまでしなくても(T_T)
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■偉そうなのはなぜ?
大蔵卿局って・・・・どうしてこんなにえらそうなのでしょうか?
そもそもいったい何者なの?
と思った方も多いと思います。
この「大蔵卿局」とは、「淀殿」の乳母。つまり教育係だったわけです。
ただの教育係がどうして「偉そう」なのか?
実は当時、乳母が絶大な権力を持つということは珍しくありませんでした。
例えば「徳川家光」の乳母「春日局」は絶大な権力を持ったことで有名です。
徳川秀忠の乳母「お姥の局」も権力者でした。
第46回の真田丸で、淀殿は「秀頼の母」であることを大声で公言し、実質大阪城の支配者であるといってました。
その淀殿をを育てたのは「大蔵卿局」・・・・。
つまり、「大阪城の実質的な支配者」である「淀殿」にものを言える唯一人物だったのです。
実際、「徳川家光」も「春日局」の言いなりだった・・・・なんて言われてますからね。
というわけで、大蔵卿局が「偉そう」なのは、おそらく、淀殿に意見することが出来る人間であり、しかも当時の豊臣軍の責任者「大野治長」の母だったからでしょうね。
または、可能性は低いでしょうけれど、「大蔵卿局は豊臣秀頼の祖母だった」なんて話もあります。
詳しくは以下のリンク記事を御覧くださいませ。
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■豊臣家に潜入したスパイ?
大蔵卿局がやっていることは、なんだか何から何まで豊臣家滅亡へ導いているように見えてしまいます。
真田丸では、片桐且元が家康についた要因もこの大蔵卿局ですし・・・。
もしかして大蔵卿局は「家康のスパイ」なのでは?
なんて思っちゃいますよね。
でも、それはないと思います。
大蔵卿局は、息子である「大野治長」「大野治房」と一緒に、「淀殿」「秀頼」の後を追って自刃しています。
そして、大蔵卿局の夫・大野治長の父である「大野定長」は豊臣秀吉に大名に引き立ててもらった人物。
つまり、大蔵卿局は豊臣家に大きな恩があるわけです。
真田丸での描かれ方は、ちょっと極端な気がしますが、おそらく、「スパイ」「裏切り者」というわけではないでしょう。
ちなみに、この大蔵卿局の四男である「大野治純」は、大阪の陣で「徳川軍」についています。
もしかしたらこの事実も、大蔵卿局が「スパイ」なんじゃないか?という疑いを招く一因なのかもしれませんね。
■本日のまとめ
本日の記事をまとめますと
・大河ドラマ真田丸では、大蔵卿局が「大阪城破却」を決めていた。
・大蔵卿局が偉そうなのは、淀殿の乳母だから。
・大蔵卿局はおそらくスパイや裏切り者ではない。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
またよろしければお付き合いくださいませ。
それではこの辺で失礼致します。
南無阿弥陀仏・・・。
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