TPPとは何かわかりやすく解説!トランプが復帰言い出した理由に失笑
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TPP・・・環太平洋経済連携協定
アメリカ・トランプ大統領は、この「TPP」から一方的に離脱しました。
にも関わらず、最近トランプ大統領が「TPP復帰」を口にしだしました。
でも、本当に復帰するのでしょうか?なぜ復帰を口にしたのでしょうか?
「生臭寺院」にようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
この記事をざっくり言うと
・TPPとは「関税」を撤廃して、貿易を更に活性化させるための協定のこと
・トランプ大統領がTPPを脱退したのは、「アメリカ国内での支持を集める」ため
・トランプ大統領がTPPへの復帰をほのめかしたのは「中国」との貿易交渉を有利にすすめるため
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■TPPとは何かを超わかりやすく解説
公式チャンネル「BBC News Japanチャンネル」より
そもそもTPP「環太平洋経済連携協定」って、一体何なのでしょうか?
それを知るには、まず「関税」というものを知らなくてはいけません。
「関税」・・・それは「外国からの輸入製品にかけられている税金」のことです。形としては消費税に似ています。
例えば、海外から輸入した「牛肉」・・・日本で売られている「国産牛肉」に比べると、とても安いですよね。
実はあの「輸入牛肉」・・・安いとはいえ、消費税のように、販売されているお値段に「関税」という名前の「税金」が加算されているのです。
例えば、本来は1000円の品物に、200円の関税が加算され、市場では1200円で売られている・・・という感じです。
なぜこんなことをするのか?
日本国産の牛肉を保護するためなのです。
どういうことか?
海外の牛肉は、国産よりも質が悪いとはいえ、非常に安価。
その為、下手に安く販売したら、日本国産の牛肉が売れなくなってしまう可能性があります。
そのため、「関税」という税金を、輸入製品にかけることで、国産製品が売れ残ってしまう事態を抑えているのです。
つまり「関税」は、「国内産業を保護するための措置」ということです。
しかし・・・大切なことを忘れている人が、かなりいるようですが、そもそも「関税」とは、「税金」です。
ではこの「税金」を負担しているのは、誰なのか?ということを考えてみましょう・・。
既におわかりだとは思いますが「関税」を負担しているのは、「消費者」・・つまり我々です。
「関税」・・・それを撤廃しましょう!という協定(約束)が「TPP」なのです。
ということは・・・「TPP」で誰が得をするのか??「消費者」ということになりますよね。当然です!関税がなくなれば、輸入製品をもっと安く手に入れることができるのですから。
国産の産業がダメージを受ける!という人もいますが、忘れてはいけないのはTPPで「海外の関税」も撤廃されるということ。
つまり、関税がなくなると、日本から輸出している製品もまた、海外で安く売られるようになるということ。
日本の製品は品質が良いので、安くなるとたくさん売れてくれるでしょうね。
さて・・・輸出大国である日本・・・TPPに参加することで、利益となるか?それとも損失となるか?どちらでしょうね。
利益になると思うのですが・・・。
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■なぜトランプ大統領は、TPPを離脱したのか?
大統領に就任するとともに、TPPからの離脱を発表したトランプ大統領
その後、TPPはアメリカを抜きにした11カ国で交渉をすすめてきました。
どうしてトランプ大統領は、TPPを離脱したのでしょうか?
理由は簡単で、「TPPに反対する人達の支持を獲得するため」です。
トランプ大統領は、「TPPの条件は、アメリカに不利なので、参加するとアメリカの利益が失われる」と主張して、大統領になると、TPPを脱退してしまいました。
しかし・・・何年も交渉を続けてきて、最終的に同意に至ったTPP、本当に参加したら、アメリカの利益が損なわれてしまうのでしょうか?おそらくアメリカの交渉担当者は、それほど無能ではないでしょう。
おそらくトランプ大統領は、TPPの複雑なルールを理解していないのでしょう。
よく理解することもなく反対を表明していた人々の支持を獲得するためだけに「反対」を表明したのではないでしょうか。
でも・・・そんなトランプ大統領が、TPP復帰をほのめかしているみたいですね・・。
何を考えているのでしょうか?
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■トランプ大統領が、TPP復帰をほのめかした理由とは?
トランプ大統領が、TPP復帰をほのめかしています。
なぜ?
実は、トランプ大統領には、TPPに戻ってくるつもりなどサラサラありません。
彼がTPP復帰をほのめかしたのは「中国を牽制するために」です。
トランプ大統領は、中国との貿易について、いつも不満を口にしていました。
「中国との貿易はフェアではない」
そんな中国との貿易で、利益を上げることが、トランプ大統領の大きな課題。
その中国との交渉を有利に薦めるためには、TPPという代物を利用するのが一番なのです。
中国からすると、TPPという「経済連携」をされることは、とても嫌。
何といっても、日本やアメリカ、オーストラリアに連携されると、中国は経済競争で遅れを取ってしまう可能性が高いのです。
そんな中国との「貿易交渉」を有利にすすめるためには「TPPに戻ろうかな」とほのめかしてやるのが、最も有効。
中国からしたら、「アメリカがTPPの戻ったら厄介だ!交渉でもある程度妥協しなくてはならないね!」となるでしょう。
つまり、「TPP復帰をほのめかしたのは、中国との貿易交渉を有利にするため」・・日本も、まさかアメリカが今になって戻ってくるとは思っていないでしょう。
とはいえ、TPPは失敗ではありません。すでに「イギリス」も「TPP」への参加を検討していると言われています。
このまま周辺諸国をTPPに取り込んで、アメリカや中国を相手に有利な貿易交渉を進めていけば、日本の利益も大きくなっていくはずです。
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■まとめ
本日の記事をまとめますと
・TPP「環太平洋経済連携協定」とは、「関税」を撤廃して貿易を更に活性化させる協定
・アメリカがTPPから脱退したのは、アメリカ国内での支持を集めるため。
・トランプ大統領がTPP復帰をほのめかしたのは、中国を焦らせるため
以上となります。
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