北朝鮮ではスポーツ選手が負けると即死刑?北の選手が強い理由に絶句
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独裁国家・北朝鮮
異常な国として知られる北朝鮮で、スポーツ選手は試合で敗北すると即死刑?
北朝鮮の選手が強い理由に、恐怖!
「生臭寺院」にようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
この記事をざっくり言うと
・北朝鮮では、負けたら死刑ということはないが、強制収容所・炭鉱に送られるという例はある
・北朝鮮選手が金メダルを取ったら、大金や高級車がもらえて、生活は一生安泰
・北朝鮮アスリートが強いのは、家族が事実上人質に取られているから。
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■北朝鮮のスポーツ選手は、敗北するとどうなる?
公式チャンネル「BBC News Japanチャンネル」より
独裁国家・北朝鮮
世界中で孤立を深めている北朝鮮ですが、国威高揚・・・つまり国民のテンションをあげてやる気を出させるため、スポーツには特に力を注いでいます。
その反面、アスリートが負けてしまうと、「強制収容所行き」とか、下手したら「死刑」になる・・・などと噂されています。
実際のところ、北朝鮮選手がオリンピックなどの国際大会で敗北したら、どうなってしまうのでしょうか?
調査してみました。
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アメリカ・ハフィントンポストの報道
アメリカの新聞「ハフィントンポスト」が、北朝鮮のアスリート達について、以前こんな報道をしていました。
「北朝鮮では金メダルを獲得した選手は、自動車や冷蔵庫・テレビなどを贈られる。
しかしメダルを獲得できなかった選手は『強制収容所』へ送られてしまう」
「メダル獲得出来なかった選手は、強制収容所。
特に、日本・アメリカ・韓国など、敵対している国の選手に敗北したら、強制収容所どころではない」
「最悪の場合、死刑宣告というケースすらある」
これに対して、なぜか韓国メディアが反論
「そんなことはあり得ない。
ただの噂である可能性が高い」
と言っていました。
サッカーWカップで敗北した北朝鮮
2010年、サッカー南アフリカW杯に参加した「北朝鮮」
強豪・ポルトガルを相手に「7-0」で大敗。
その時、周囲は「強制収容所行きか?」と心配したわけですが、代表選手「鄭大世」選手が反論。
「炭鉱(強制収容所)行きなんて、絶対にあり得ませんよ」
そして、北朝鮮サッカー協会のお偉いさん「李康弘」氏も、この噂を否定していました。
「負けて強制収容所送りなんて、そんなことはないです。
もちろん敗北した原因を総括することはある。
もし万が一炭鉱送りなんてことが起こったら、それは選手じゃなくて私達サッカー協会の書記長からだ。
でも書記長は、ずっと現在の職についたまま、変わっていませんよ。」
なんだか火消しに躍起になっている感じがしますが・・・。
本当に大丈夫なのでしょうか?
有名選手が敗北しても、次の国際大会に出場できている事実からして「負けたら死刑」という事はないみたいですね。
しかし・・・・調べてみたら、炭鉱送りになったアスリートの情報が見つかりましたよ!
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強制収容所・炭鉱送りになった2つの例
1966年7月23日に行われた「サッカーワールドカップ準々決勝・ポルトガル戦」
当時の北朝鮮は「赤い稲津」の異名を取るほどの強豪でした。
北朝鮮は序盤、一気に「3点」を先取するも、その後逆転を許して「5-3」で敗北。
その選手たちは、ほとんどが炭鉱送りとなってしまったのです。
これは、彼らが送られた「阿吾地炭鉱」で働いていた人物、後に脱北した「文敏男」氏が証言していたので間違いないでしょう。
代表選手たちは、試合前日、ヨーロッパの自由な雰囲気と美女の誘惑に負けて、女性たちと一夜をともにしてしまったのだとか。
それが原因で敗北となったのかどうかはわかりませんが、「金日成」国家主席はこの事実を知って激怒。
サッカー代表選手たちは炭鉱に送られ、約半年、炭鉱で労働して、帰っていった・・・とのことです。
それでも金日成の怒りがとけることはなく、北朝鮮サッカー代表チームは解散。
その技術は受け継がれることはなく、北朝鮮サッカーは衰退していく事となったのです。
さらに、北朝鮮の柔道家「リー・チャンスー」さんもまた、炭鉱送りとなった人です。
彼は1990年、北京で行われた柔道のアジア競技大会で、銀メダルを獲得。
決勝で彼が敗北した相手が、北朝鮮の敵国「韓国」の選手だったのです。
彼はその後、炭鉱に送られ、上官に対して不遜な態度を取ったため「ボイラー室送り」になったと言っています。
リー氏が言うには、北朝鮮では敵国・・・特に韓国の選手に敗北したら強制収容所に贈られるのだとか。
彼は脱北し、韓国で柔道教室を経営。
脱北したことで、彼の家族は炭鉱送りになり、命を落としたみたいですね。
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■もしも勝利・・・又は金メダルを取得したら一生安泰!
敵国の選手に敗北したら強制収容所・炭鉱送り
では逆に、金メダルを取ったらどうなるのでしょうか?
世界陸上マラソン優勝「チョン・ソンオク」
1999年、スペイン・セビリアで行われた「世界陸上」の女子マラソン。
北朝鮮の「チョン・ソンオク」選手が、日本の市橋有里選手に3秒差で勝利し、金メダルを獲得しています。
彼女はその報酬として、「600万ドル」のお金と、高級車「ベンツ」を獲得。
600万ドル・・1ドル110円で計算すると「6億6000万円」
それだけではなく、彼女の父は、交通事故を起こしていたにも関わらず、収監されることもなかったとのこと。
彼女は家族とともに首都「平壌」での居住権も獲得。高級マンションを与えられました。
記念切手が作られるほど、彼女の活躍は賞賛されたのです。
余談ですが・・・実は北朝鮮には、「お引っ越しの自由」がありません。
その為、食料が豊富な首都・平壌へお引っ越しすることが出来ないのです。
逆に、農村部への追放を言い渡された人達は、貧困にさらされて、実質餓死するしかなくなるのです。
重量上げ金メダリスト「オム・ユンチョル」
2012年ロンドン五輪、金メダル
2016年リオ五輪・銀メダル
オム・ユンチョル氏。男子重量挙げで、「金メダル」と「銀メダル」を獲得しています。
彼はリオオリンピックでも、金メダルを確実視されていましたが、残念ながら銀メダルに終わっています。
彼はそれを悔いたのか、銀メダルなのに謝罪・・・・・。それだけ、金メダルを取らなくてはならない理由があったのでしょう。
彼はリオオリンピック後に
「次の機会に戻ってくる。
そして金メダルを取って金正恩同志に感謝を表したい」
と言っていました。
強制収容所行きにはならないで済むということでしょうね。
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■選手がとても強い理由は・・・家族?
北朝鮮。
国際交流などが極端に少ない、孤立した国家であるはずの北朝鮮。
にも関わらず、国際試合ではなかなかの結果を出しています。
2018年2月の平昌オリンピックでこそ、結果を残すことは出来ていませんが
ロンドン五輪で、金4・銅1
リオ五輪で、金2・銀3・銅2
徐々にメダルの数を増やしているのです。
なぜ北朝鮮は、貧困に苦しむ最貧国であるにも関わらず、これほどまでに強いのか?
その理由は、どうやら教育体制と、家族にあるようです。
家族の処遇
北朝鮮では、才能ある人間をオリンピックで活躍させるために、北朝鮮各地に存在している「青少年体育学校」で英才教育を施します。
アスリートたちは、そこで軍が運営している「職業体育団体」に所属して、オリンピックなどの国際大会を目指すのです。
選ばれた選手たちは、合宿生活によって身体と技を磨き、親と会うことも出来ないとのこと。
北朝鮮では、選手が活躍すると、その家族にも恩恵が与えられます。
例えば、先程ご説明した「チョン・ソンオク」氏の家族も、北朝鮮国内で食糧事情に恵まれている首都「平壌」に居住する権利を与えられています。
おそらく、チョン・ソンオク選手の家族は、飢餓に苦しむ事はないでしょう。
家族の貧困を救うことができるから頑張る・・・。逆に言えば、活躍できなかったら家族が飢餓に苦しむということ。
家族を実質人質に取られているということですので、選手も頑張るに決まっています。
北朝鮮選手は、家族のために頑張るという意味が、そもそも日本選手とは違うのです。
強さの秘密は、そこにあるのではないでしょうか。
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■まとめ
本日の記事をまとめますと
・北朝鮮選手が敗北したら、強制収容所・死刑という噂があるが、実際にはそんなことはないらしい。
・国際大会で金メダルを獲得したら、桁違いの恩恵が得られる。
・北朝鮮選手が強いのは、家族が事実上人質に取られているから。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
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