お坊さんなのに仏様の掟を守らず、酒と肉が好きな拙僧が、政治・北朝鮮・時事ネタを中心にお坊さんならではの視点から調査・推理します。３０代男性。雪国のお寺で修行中。

• 2017.12.28
• 北朝鮮
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北朝鮮への経済制裁は効果大！2017年末の漂流民増加と関係あり？

「北朝鮮に経済制裁は効果がない」と言われているが、実はジワジワ効いている？

しかし、金正恩が音を上げることはない？

2017年11月から急増した漂流民・・・・経済制裁との因果関係とは？

「生臭寺院」にようこそ。

拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。

よろしければお付き合いくださいませ。

南無阿弥陀仏・・・。

公式チャンネル「BBC News Japanチャンネル」より

危機が迫るアメリカと北朝鮮。

「経済制裁」で、北朝鮮に「核兵器」や「ミサイル発射」を破棄させることができれば、戦争は回避できます。

一部専門家の話しでは、「北朝鮮に経済制裁は無意味」だそうですが、本当にそうなのでしょうか？

結論から言うと、「北朝鮮という国家には経済制裁は通用するが、『金正恩たち、金一族』には通用しない」となります。

北朝鮮は「国家元首が国民に尽くす国家」ではなく、「国民が国家元首に尽くす国家」。

北朝鮮への経済制裁で、最も被害を受けるのは、潤沢な資産を持つ「金一族」ではなく、北朝鮮国民なのです。

北朝鮮を破綻させるには、北朝鮮国民を追い詰め、それを通して金正恩を追い詰めるしかありません。

しかし、金正恩はたとえ北朝鮮国民がいくら餓死しようとも、核・ミサイル開発をやめないでしょう。

以前、とある元・国連職員が

「経済制裁では、核とミサイル開発を遅らせることは出来ても、破棄させることは出来ない」

と言っていましたが、そのとおりなのです。

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2017年11月になって、北朝鮮の漁船が日本の東北・北陸地域に漂流する事件が増えました。

2017年12月末時点で、北朝鮮からの漂流船は、既に１００を超えています。

突然、北朝鮮からの漂流船が増えた理由は、経済制裁と無関係ではありません。

経済制裁の結果、北朝鮮国民が貧困状態に追いつめられたため、海産物を無理に確保しなくてはならないところまで追いつめられたのです。

厳冬期に、無茶な漁をしているため、日本へ漂流して来ているのです。

参議院議員の青山繁晴さんが、「虎ノ門ニュース」というネット番組で

「漂流増加の理由は、飢餓」

と断言していたので、間違いないでしょう。

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経済制裁・・・・北朝鮮という国と国民に効果があることはわかりましたが、その制裁で、北朝鮮がギブアップするのはいつになるのでしょうか？

結論から言うと、「経済制裁で、北朝鮮はギブアップしない」です。

北朝鮮と韓国の軍事境界線「板門店」の兵士が、亡命してきた事件が起こりましたが、それは「北朝鮮は、かつてないほど追い詰められている」ということを意味します。

「板門店」の兵士達は、家族を人質にとられ、最も忠誠心の強い兵士で構成された精鋭中の精鋭部隊。

最も「亡命」「脱走」の可能性が低いはずの「板門店警備兵」が、亡命。しかも身体は寄生虫だらけ。

北朝鮮で最も裕福なはずの兵士ですら、この有様。

北朝鮮は必死になって、アメリカに「核保有国として認めてもらおう」と最後の悪あがきをするでしょう。

北朝鮮への軍事行動を虎視眈々と狙っているアメリカが、北朝鮮の瀕死の状態を見逃すはずがありません。

元・外務省の外交官「原田武夫」氏は

「米朝開戦の可能性は１００％」

と断言しています。

韓国の軍事問題専門家「李永鐘」氏は

「米朝開戦は、２０１８年４月」

と断言。

元財務相の「高橋洋一」さんは２０１７年１２月２４日に「日刊SPA」のインタビューで

「開戦か、北朝鮮のギブアップか・・・。

２０１８年春には結果が出ているのではないでしょうか。

個人的にはアメリカが北朝鮮を攻撃する確率が、極めて高いと思います」

経済制裁は、言うなれば、アメリカの軍事行動の下準備かもしれません。

北朝鮮の食料が不足すれば、軍はイスラム国掃討作戦やベトナム戦争のように、「山岳ゲリラ戦」はできなくなります。

戦争する前提で考えるならば「経済制裁」は、「北朝鮮に対して、効果大」なのです。

本日の記事をまとめますと

・経済制裁は、北朝鮮国民には効果があるが、金正恩には効果はない

・経済制裁による貧困・飢餓が原因で、２０１７年末の日本への北朝鮮漁船漂流が増加している

・北朝鮮が経済制裁でギブアップすることはない

・経済制裁によって、北朝鮮は食糧が極端に欠乏しているため、アメリカは戦争で劇的に勝ちやすくなった

以上となります。

本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。

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