アメリカ大統領が持つ核スイッチとは?有事の際にボタンを押すのは誰?
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北朝鮮が、6度目の核実験を行い、「水爆」を開発したとされ、アメリカ・北朝鮮の緊張状態が続いています。
アメリカ大統領が常に持ち歩いているという「核ミサイル」の「発射スイッチ」
一体どんな代物で、どんな手順で、どんな場合に、そのスイッチは押されてしまうのか?
そして、人類史上最悪の兵器「核」の発射スイッチを押す人間とは、誰なのか?
アメリカ大統領以外に、そのスイッチを押す権限を持つ人間は、いるのでしょうか?
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
この記事をざっくり言うと
・核ミサイル発射の発射スイッチは、「核のフットボール」と呼ばれる「黒いカバン」に納められている
・核ミサイル発射は、アメリカ大統領による「認証コード」を使って、命令が下される
・アメリカ国民の安全を守るため、必要な時に核は発射される
・ボタンを押す権限を持っているのは、大統領だけではない
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■核発射ボタンとは、どんな代物?
公式チャンネル「BBC News Japanチャンネル」より
アメリカ大統領は、いつでもどこでも「核ミサイル発射スイッチ」を持ち歩いています。
それは正式名称「大統領緊急バッグ」、通称「核のフットボール」と呼ばれた「黒いブリーフケース(アタッシュケースとも言われている)」に入れられています。
大統領が「軍司令部」を離れた時に用いられる代物です。
実は、ブリーフケースのメーカーまで明らかになっており、「ゼロハリバートン」というメーカーのケースに、「核のフットボール」こと「ミサイル発射ボタン」は納められているのです。
このブリーフケースを運ぶために、専属のカバン持ちがいます。
約20kgのカバンを持ち歩くのは、「運び人」と呼ばれる「軍事顧問官」で、5人交代で持ち運びしながら、いつも大統領のそばに付き従っているのです。
彼らは手首に手錠のようなコードを巻き付け、ブリーフケースを身体に縛り付けています。
そういえば2016年5月27日、オバマ大統領が広島を訪問した時に、発射ボタンも広島に持ち込まれ、物議を醸しましたね。
ブリーフケースには何が入っている?
ホワイトハウス警護をしていたガリー氏が、ブリーフケースに入っていたものを証言してます
1,黒い手帖
2,本
3,紙を挟んだフォルダ
4,手のひらにおさまるサイズのカード(通称・ビスケット)
これらは、なにをするための代物なのか?
一つずつ調べてみました
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1,黒い手帖
「核のフットボール」におさめられている「黒い手帖」。
そこには「核」で攻撃する「標的」となり得る地点が、一覧表で記されています。
大統領は、軍事顧問と相談し、これら標的の内、何処へ核を撃ち込むべきかを決定します。
2,本
本というのは、大統領が隠れることの出来る場所を一覧で記したもの。
そこには、各地の「えんぺい壕」の場所が記されています。
「えんぺい壕」とは「かまぼこ」のような形をした半円の「防空壕」のことです。
発射を命じる大統領が、命令を出す前に攻撃されないよう、逃げ込める安全な場所が記されているのです。
3,紙を挟んだフォルダ
フォルダには、「緊急警報システムの使用手引書」が納められています。
大統領は、この緊急警報システム手引書に従い、警報アラームを発動させ、関係各所に核発射を知らせるのです。
4,手のひらサイズのカード(通称ビスケット)
通称「ビスケット」と呼ばれる小型のカード。
このプラスチックカードには、大統領の本人確認に使われる「認証コード」が記されています。
ここに記されている認証コードが、核ミサイルを発射できる「軍施設」や「潜水艦」などに伝達されて、そこから核が発射されます。
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■どんな手順で、ボタンは押されるの?
まず、「核のフットボール」を持つ「運び人」が、大統領のそばに呼び出されます。
次に、カバンの中に入っている通信機を使って、アメリカ軍の統合参謀本部へと警告アラームを送信。
そして、大統領は「運び人」である軍事顧問と相談し、「核のフットボール」におさめられている「黒い手帖」を使って、核を撃ち込むべき標的を決定。
軍事顧問は、標的が決まったら、国家軍事指揮センターと通信連絡を開始。又は核を発射する「潜水艦」や「軍事基地」とも連絡を取ります。
そして、「ビスケット」と呼ばれる「カード」に記された「認証コード」でもって、「大統領の本人確認」がされます。
ここで、大統領の核発射は「国防長官」から「確認」を行われなくてはなりません。
国防長官の確認が無くては、核発射は出来ません。
しかし、国防長官の同意が必要なわけではなく、あくまでも確認だけ。
国防長官は、大統領の命令である確認が取れたら、核発射に反対することは不可能であり、必ず発射命令に従わなくてはならないのです。
この国防長官の確認が行われたら、攻撃命令が核を発射する前線基地や潜水艦へと下されます。
その後、何度も何度もコードが確認されて、初めて核ミサイルが発射されるのです。
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■どういう時に、スイッチは押される?
実は「核ボタン」と言っても、「ポチッ」と押すスイッチが存在しているわけではありません。
既にご説明したとおり、「大統領の認証コード」によって、核発射施設へと大統領命令が届けられ、実際に核ミサイルの発射スイッチを押すのは、その「軍施設」のトップ。つまり「司令官」
しかし、どういう場面で核ミサイルの発射は決定されるのでしょうか?
アメリカの「核」は、一般的に報復専用、つまり「先制攻撃には使われない」と勘違いされているようですが、そんなことはありません。
核兵器は、たしかに「報復」にだけ用いるべきと言われていますが、実際に「決まり」があるわけではなく、大統領命令があれば、先制攻撃にも使用できます。
例えば、核兵器のような強力無比な兵器でなくては、アメリカ国民、又はアメリカの同盟国の国民を守ることが出来ないという状況では、おそらく核の先制攻撃が行われるでしょう。
とはいえ、やはり核兵器の主な運用方法は、「報復攻撃」。
つまり核兵器での攻撃を受けた場合にのみ、核でやり返すというのが、核兵器の主な役割なのです。
とはいえ・・北朝鮮問題で緊迫している現状・・核兵器での先制攻撃が行われないとは限りません。
トランプ大統領・・・もしかしたら、ノン等にやらかすのではないか?という噂もされているようです。
「トランプ大統領ならやりかねない最悪の選択」については、以下のリンク記事を御覧くださいませ。
↓↓↓↓↓
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■スイッチは誰が押すの?
核兵器発射スイッチ・・・・実際に押すのは「発射施設の司令官」であるとご説明しました。
とはいえ、この「核発射施設の司令官」は、大統領からの発射命令に従ったのみで、彼の意思によって核ミサイルの発射がされるわけではありません。
つまり、実質的に「核ミサイル発射」のスイッチを押しているのは、「アメリカ大統領」ということです。
実は、「核ミサイル発射」のスイッチを押せる人間は「アメリカ大統領」だけではありません。
もう一人、「アメリカ副大統領」も「核のフットボール」持っているのです。
大統領が「核ミサイル発射」の決断という、重い職務を遂行できなくなった時、副大統領が代わりにそれを行うのです。
アメリカのニュースで、「ザ・ニュークリア・トリガー」と紹介される「核のフットボール」。
それは、アメリカが保有している「900」もの核弾頭を、一度に発射出来る代物・・・。
こんなものをアメリカが使用しない様に、祈るばかりです。
ちなみに、核兵器の威力を、もしも日本に落ちた場合の被害想定などについては、以下のリンク記事を御覧くださいませ。
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■まとめ
本日の記事をまとめますと
・核ミサイル発射ボタンは「黒のブリーフケース」に納められており「核のフットボール」と呼ばれている
・ブリーフケースには、黒い手帖・本・フォルダ・カードが納められている
・核ミサイル発射は、アメリカ大統領による「認証」で行われる
・実は「核ミサイル発射」のボタンは「副大統領」も持っている
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
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