既得権益(層)とは?具体例(獣医学部)で分かりやすく簡単に解説!
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よくニュースで耳にする「既得権益」とは、一体どういう意味なの?
政府を揺るがした「加計学園問題」でも、その「既得権益」という言葉が何度も登場していました。
この既得権益という言葉の意味を、「加計学園・獣医学部問題」を例に上げて、分かりやすく解説致します。
既得権益打破・・・なんて叫ばれていますが「なぜ既得権益は打破しなくてはならないのか」なども、合わせて解説してまいります!
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
この記事をざっくり言うと
・既得権益とは「既に獲得した利益の権利」のこと
・既得権益を打破しようとすると、既得権益層が抵抗する
・しかし、既得権益を打破すれば、国民にとって利益となる
・加計学園騒動は、既得権益打破を阻止しようとした「文科省」の抵抗
・安倍総理は既得権益打破を目指しているが、苦戦している
・既得権打破のために今国民にできることは、「既得権打破を目指す政治家へ投票する」こと
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■既得権益とは何か?
公式チャンネル「ANNnewsCHチャンネル」より
既得権益とはなにか?
まずは単純に、辞書などに書かれている「既得権益」という言葉の意味をご紹介致します。
「国や組織が、法律に裏付けられて保有している『利益』や『権利』のこと」
だそうです。読んで字のごとく
「既に獲得している権利や利益」
ということですね。
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■「既得権益」の具体例!
既得権益って、実際にはどういうものがあるのでしょうか?
例えばですが、「テレビ業界」
「テレビ業界」には、キー局と呼ばれる4つのテレビ局である「日本テレビ」「テレビ朝日」「TBS」「フジテレビ」が『4大ネットワーク』として君臨しています。
ここ数十年、新しくテレビ業界に参入する「テレビ局」というものが存在していませんよね。
なぜなのか?というと、それはテレビ局の既得権益が、法律・お役所などによって守られているから。
実は「テレビ業界」に新規参入して、新しく「テレビ局」を設立するには、「総務省」という役所から許可を取らなくてはならないのです。
しかし、総務省は「断固として新規参入の許可」を出してくれません。
何故かと言うと、総務省は「テレビ業界に新規参入を認めない代わりに、4大ネットワークなどから『天下り』などの見返りを受けているから。
4大ネットワークからすれば、新規参入がなければ、ライバルが少ない業界を「独占市場」として荒稼ぎが出来るのです。
そして総務省は、テレビ業界へ便宜を図った見返りに役所を辞めた公務員に対して「天下り」・・・すなわち「再就職」を世話する・・・というわけです。
テレビ局の周辺には数々の子会社があります。
これら数々の子会社の役員・取締役などに、元総務省のお役人様が再就職すると・・・・。
これが、「既得権益」の一つの例です。
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■具体例!加計学園・獣医学部で言う既得権益とは?
「加計学園」による「獣医学部新設」の騒動が、話題になったことがありました。
「加計学園問題」については以下のリンク記事にて詳しく解説させていただきましたので、よろしければご覧くださいませ。
リンク記事は別タブで開きます。
↓↓↓↓↓↓
この加計学園騒動でも「既得権益」という言葉が何度も報道されていました。
加計学園騒動で、一体何が既得権益だったのか?
実は加計学園騒動における既得権益とは、「獣医学会」が守っている既得権益のことです。
獣医師会の既得権益とは、何なのか?どういうことなのか?
加計学園騒動とは、加計学園が獣医学部を新設するにあたり、「総理の友人が理事長を務める加計学園に対し、安倍総理が権力を使って便宜を図ったのでは?」と疑われている問題です。
この加計学園騒動・・・獣医学部の新設が保留となりましたが、それは「獣医学会」からすると都合の良いことでした。
なぜなら、獣医学部の新設がなくなると、「獣医学会」に所属する「獣医」たちにとって「これ以上商売敵が増えない」ということを意味するからです。
「ライバルが増えないことで、獣医の市場を独占することが出来る」
これが獣医学会の既得権益なのです。
文科省は、50年以上も獣医学部の新設を許可せず、獣医学会の既得権益を守り続けてきました。
獣医学会の既得権益を守る見返りとして、文科省から獣医学会に関係する組織へ、天下りが横行していたことでしょう。
元文科省の官僚が、獣医に関係する大学などへ天下りする・・・などなど・・・。
獣医の既得権益を守ることで、文科省も天下り先を確保する。これも文科省の「既得権益」ですね。
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■既得権益「層」とは?
既得権益「層」という言葉も耳にしますが、「層」とはどういうことなのでしょうか?
既得権益層とは、すなわち「特権階級」のことですね。
政界・財界、そして官僚などが「既得権益層」と呼ばれています。
野田元総理は以前、既得権益を守っていた「財務省をはじめとする官僚達」のことを「シロアリさん達」と呼んでいました。
昔から、既得権益を守る人々というのは「政界・財界・官僚・報道」と決まっていたようです。
この既得権益層・・・既得権益打破をしようとすると、猛烈な抵抗を見せて「抵抗勢力」と呼ばれる事となります。
既得権打破は、国民の利益となるはずなのですが、抵抗勢力のせいで、すんなりとはいかないのです。
■なぜ「既得権益」打破しようとすると、抵抗する人が出てくるの?
加計学園騒動も、既得権益を打破しようとした安倍政権への「獣医学会」と「文科省」の抵抗です。
ではどうして、「既得権益」を打破しようとすると、抵抗する人が出てくるのでしょうか?
ある意味で既得権益打破に抵抗勢力が存在することは、当然のことと言えます。
そりゃあ、「獣医学会」からすると「ライバルが増えて、商売が出来なくなる」と困りますからね。
これまでは楽して仕事ができていたのに、それが出来なくなります!なんて言われたら、必死に抵抗するのは当たり前です。
しかし、それでも安倍政権やそれ以前の政権は、既得権益打破のために、抵抗が強くても必死に頑張ってきました。
なぜそこまでして頑張ってきたのでしょうか?
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■既得権益は、どうして打破しなくてはならないの?
どうして既得権益は打破しなくてはならないのでしょうか?
なぜかというと、それは「国民のため」なのです。
「獣医の既得権益を打破したらどうなるか」を例に上げて考えてみましょう。
もしも獣医学会の既得権益を破壊し、「獣医学部」を新設したら、どうなるでしょうか?
獣医の数が増えることになります。
すると、獣医の競争が激化することになります。
競争が激化すると、獣医としての腕が本当に優れている人だけが生き残ることとなります。
腕前が一流ではない人達は、診察などの料金を安めにして、なんとか生き残ろうとするでしょう。
すると、国民の生活にも影響が出てくることになります。
つまり、既得権益を打破しなくてはならない理由は、「国民の生活をより良いものとするため」なのです。
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■既得権益を打破すると、生活はどう変わる?
既得権益を打破すると、国民の生活はどのように変わるのでしょうか?
国民からすると、「獣医の診察料金が安くなる」という恩恵にありつけることになります。
更に、獣医の数が増えれば、これまで獣医がいなかった地域にも獣医が来てくれる可能性も高いでしょう。
更に言えば、「公務員獣医師」の数も増加させられるでしょうから、「鳥インフルエンザ」や「口蹄疫」「BSE」などの家畜の病気を水際で食い止める事も、これまで以上にやりやすくなります。
家畜の病気被害を最小限に抑えられれば、食料品の価格も低く抑えられる事になりますよね。
既得権益を打破すると、国民に恩恵がある・・・生活がより良いものとなるというわけです。
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■既得権益を打破するために、今、自分に出来ることとは?
既得権益打破のために、今私達国民には、どんなことが出来るのでしょうか?
具体的に、2つのことが出来ると思います。
1,「既得権益を打破できる政治家に投票する」
2,「今現在、既得権益を打破するために、実際に戦っている人間が誰なのかを知る」
ということ。
1は比較的簡単・・・と思ったかもしれませんが、実はかなり難しいです。
「既得権益・打破」なんて、どこの政治家も言っていることですから。
誰が本気で既得権益を打破しようとしている政治家なのか?
それを知るには、これまでの実績をネットで調査するのが一番です。
そして2つ目の「今、既得権益を打破しようとしている人は誰なのか?」ですが、こっちはもっと難しいです。
なぜなら、国民の利益のために既得権益を打破しようとする人は、マスコミなどの報道で大抵「悪者」として報じられてしまうからです。
例えば加計学園騒動で、既得権益を打破しようとした安倍総理は、マスコミの手にかかると「友達に便宜を図った悪者」とされていますし、既得権益を守ろうとした「前川喜平・元文科省事務次官」は、善玉として報じられていました。
「誰が既得権益を打破しようとしているのか」を知るには、マスコミ・テレビに騙されないように、ネットなどを利用して、真実を知ることが大切になります。
拙僧、個人的には、ユーチューブで平日朝に放送されている「虎ノ門ニュース」という番組がおすすめです。
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■安倍政権は、既得権益を打破出来ているのか?
安倍政権は、官僚や財界・政界の既得権益を打破することができているのでしょうか?
徐々に、ゆっくりではありますが、打破できています。
これまでは「医学部」も「獣医学部」も、文部科学省の横暴な取り決めによって、新設することが出来ませんでしたが、安倍総理は「医学部新設」に成功し、「獣医学部新設」も、保留とされはしたものの成功しました。
一応既得権益の打破には成功しているものの、加計学園騒動などが起こっている事実からして、かなり苦戦していることが伺えます。
しかし、これまでの総理大臣に比べたら、比べ物にならないほどのレベルで、既得権益打破に取り組んでいます。
老練なるジャーナリスト「屋山太郎」先生が、安倍総理をして「近年まれに見る名宰相」と言っていましたが、そのとおりかもしれません・・・。
■まとめ
本日の記事をまとめますと
・既得権益とは、既に獲得している利益の権利。
・既得権益を打破しようとすると、既得権益層が猛烈に抵抗する。
・既得権益が開放されれば、国民にとっての利益となる。
・安倍総理は、既得権益打破のため、力を尽くしているが、抵抗勢力に苦戦している。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
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