内閣不信任案とは何かwikiよりわかりやすく解説!可決事例を紹介
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「内閣不信任案」
実は反対の、「内閣・信任案」なるものも存在していた!
「内閣不信任案」とは、一体何なのかを超わかりやすく、短く解説致します。
いつもいつも否決されまくっている「内閣不信任案」
可決したことはあるのでしょうか?
過去の事例をご紹介致します!
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■内閣不信任案とは?
2017年6月15日、安倍内閣に対する「内閣不信任案」が否決されました。
「内閣不信任案」って一体何なのでしょうか?
そもそも「内閣」って何?
内閣とは、「政治を行うグループ」のこと。
つまり「行政を担当する人達」のことです。
内閣のメンバーには、ほとんど「大臣」という役職名が付きます。
「内閣総理大臣」を中心に「財務大臣」「外務大臣」「防衛大臣」などなど、「大臣」やら「副大臣」という肩書・役職名を持つ人間が「内閣のメンバー」ということです。
よく、内閣総理大臣を中心にした、複数の人間が、官邸の階段に並んで写真撮影に応じている様子が、テレビに映し出されますよね。
あの人達が「内閣のメンバー」・・・通称「閣僚」と呼ばれる方々です。
内閣不信任案ってなに?
内閣不信任案というのは「行政」をつかさどる「内閣」が、信用出来ない・あまりにひどい仕事をしている場合にk、提出される法案です。
内閣不信任案は、国会の「衆議院」に提出され、出席した衆議院議員の「過半数」が「賛成」することで可決(成立)します。
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■内閣不信任案が成立したらどうなる?
内閣不信任案が成立したら、どうなるのか?
その時の内閣は、2つの選択肢を与えられ、どちらかを選ぶことになります。
1,「内閣総辞職」
2,「衆議院解散で、総選挙へ」
この2つの内、どちらかを選択しなくてはならないのです。
内閣総辞職
ときの内閣が、「信用出来ない」として「不信任案」が提出され、その不信任案が成立したのです。
内閣は、その声に応じて「総辞職」、つまり、「行政から身を引く」ことが出来ます。
ちなみに「内閣総辞職」と言っても、「国会議員」を辞めるということではありません。
あくまでも「行政を辞める」ということで、国会議員ではあり続けます。
衆議院解散し総選挙
内閣が不信任案を出されて、成立したということは、内閣が信用出来ないということ。
しかし、あくまでも内閣不信任案を出したのは「国会議員」であり、国民は「内閣」を応援しているかもしれません。
そこで、内閣不信任案を提出された内閣総理大臣は、「衆議院を解散する」事ができます。
「解散」とは、つまり「衆議院の国会議員を全員クビにする」ということ。
全員クビになったら、選挙を行わなくてはなりません。
不信任案が成立しても、もしも内閣を応援している人のほうが多かったら、「内閣総理大臣が所属している政党は、多数の票を手にして、議席数が増える」でしょう。
議席数が増えたということは、不信任案が成立した内閣総理大臣が、続けて総理大臣で居続けることが出来るということ。
たとえ、国会で「信用出来ない」と言われて、不信任案を提出されても、国民から応援されていれば、何も怖くないということです。
とはいえ、もちろん「選挙で敗北」したら、総理大臣を続けることなんて出来ないですけどね。
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■可決した事例を紹介!
内閣不信任案が、可決・成立したことはあるのでしょうか?
実は、戦後「4回」、内閣不信任案が可決したことがあります。
70年間で4回だけです。つまり内閣不信任案が可決は、それだけ珍しいことなのです。
内閣不信任案の可決を経験した内閣総理大臣は「3名」・・・吉田茂は2度経験しています。
1948年12月「吉田茂内閣」
1953年3月「吉田茂内閣」(バカヤロー解散)
1980年5月「大平正芳内閣」
1993年6月「宮沢喜一内閣」(嘘つき解散)
直近の「宮沢喜一内閣」での内閣不信任案可決後の解散総選挙は、通称「嘘つき解散」と呼ばれています。
どういうことかというと、宮沢喜一総理が、ジャーナリスト田原総一朗と約束した「選挙制度改革」を、やらずに国会を閉幕しようとしたため、「嘘つき」呼ばわりされた挙句に「内閣不信任案」が可決したので、「嘘つき解散」と呼ばれるようになったのです。
ちなみに吉田茂の「バカヤロー解散」
教科書にも出てくるこの「解散劇」は、吉田茂が、社会党・西村栄一議員に対して、小声で「バカヤロー」と口にしたのがマイクに拾われ、大騒ぎになったことが発端の解散劇。
その場で謝った吉田と、その場で許した西村・・・にも関わらず、この時既に提出されていた内閣不信任案が、バカヤロー発言に呆れた議員多発で、可決・成立してしまったのです。
ちなみに吉田はこの後解散し、総選挙へ。もちろん大敗してしまいました。
元々「多数党」「政権与党」にダメージを与えるために、「野党・少数党」が提出するのが「内閣不信任案」
与党から裏切り者が出ない限り、なかなか可決しないのです。
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■まとめ
本日の記事をまとめますと
・内閣不信任案とは、「内閣の仕事ぶりが信用出来ない」場合に提出される法案。
・可決するには「衆議院の国会議員・過半数」の賛成が必要。
・戦後、内閣不信任案が可決した例は「4回」しかない。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
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