選挙権の18歳引き下げのメリット・デメリット!投票先の決め方とは
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2017年10月に衆議院選挙が行われる予定!前年から18歳選挙権が認められました。
そのメリットとデメリットとは、一体どういうものなのかをまとめてみました。
そして、投票先をどのように決定すればいいのか?
「貴重な清き1票」を投じる先は、どのように決めるべきなのかを解説致します。
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
この記事をざっくり言うと
・18歳選挙権にはメリットとデメリット双方あるが、それでも良い改革だった
・投票先を決めるには「目的・手段・政策・候補者」を確認すると良いかもしれない
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■選挙権が18歳まで引き下げられた
公式チャンネル「ANNnewsCHチャンネル」より
2015年6月、日本において、「改正公職選挙法」が制定されました。
この法律によって、18歳選挙権が認められ、2016年6月に施行されたのです。
これにより、2016年7月に行われた参議院選挙で、18・19歳の有権者が投票出来るようになったのでした。
選挙権がこれまでの20歳以上から18歳以上まで引き下げられたことで、約240万人の有権者が新たに誕生することとなったのです。
1945年、終戦直後に25歳から20歳へ選挙権が引き下げられて以来、71年ぶりの選挙年齢引き下げでした。
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■メリット
選挙権が引き下げられたことで、一体どういうメリットが生まれたのでしょうか?
主に3つのメリットがあると考えられます。
20歳未満の意見が政治に反映される
当然のことですが、20歳未満の若者たちの意思が、政治に反映されることになります。
18歳選挙権が認められたことで生まれた「240万人」の有権者たち。
これだけ多くの有権者が誕生したとあっては、立候補者も、彼らの声に耳を傾けざるをえなくなります。
世界標準に近づいた
18歳での選挙権取得は、実は世界標準。
192カ国中170カ国が「18歳選挙権」をみとめているため、日本が世界とのギャップを埋めたとも言えます。
ちなみにお隣の韓国では、20歳から18歳へと選挙権を引き下げる過程で、現在のところ選挙権は19歳となっています。
台湾では「20歳」
シンガポール・マレーシア・レバノンなどでは「21歳」
アラブ首長国連邦では「25歳」となっています
政治家が政権運営に慎重になる
有権者が240万人も増えたことで、政治家達は、さらに細心の注意を払って政治を行うようになるでしょう。
投票行動を、より真剣に考える若者も増えるでしょうから、政治への関心が、ますます増えることになります。
若者の意見が政治に反映されることで、政界における「一強」と呼ばれる状況が緩和される可能性もあるかもしれません。
例えば2017年9月現在、「安倍一強」と呼ばれていますが、新たに「無党派層」がうまれたことで、自民党へ集中していた票が、他の政党に流れる事も考えられます。
それを思えば、政治家も慎重に、緊張感のある仕事をせざるを得なくなるでしょう。
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■デメリット
18歳選挙権が認められることで、どういったデメリットが得られるのでしょうか?
政策に基いての投票行動の割合が減る
日本の有権者には、ある特徴があります。
それは「風」なるもので、投票先がコロコロと代わってしまうこと。
通常、選挙においては各政党・各候補者が主張する「政策」を比較し、自らの思想・願いと近い候補者へ投票することが大切になります。
しかし、日本ではワイドショーなどで祭り上げられた疑惑をもって
「この人、なんか感じ悪いよね」
「なんかこの人、この政党は悪いことをしていそう」
と言う「雰囲気」や「空気」だけを理由として、特定の勢力に票が流れ込む事になりやすいのです。
例えば、2017年に行われた「東京都議選」で、新興勢力の「都民ファーストの会」へ、一気に票が流れ込みました。
しかし、果たして有権者達は、この「都民ファーストの会」の政策を知っていたのでしょうか?立候補者の大半が、政治家経験の乏しい素人達だということを知っていたのでしょうか?
現在、国会では「自民党」が最大の議席を誇っていますが、その「自民党」の政策についても、どれほどの人が理解しているのか?
そして、前回選挙の時に掲げた政策目標を、今どれくらい成し遂げているのか?それを有権者は、どこまで知っているのでしょうか?
18歳選挙権が認められた今、そういった「実績」「政策」に基いての投票が更に減り、「風」なるもので投票先が左右される可能性が、高いと考えられます。
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能力の乏しいタレント議員が増える
有権者が「実績」「政策」で候補者選択をしなくなると、政党もそれに合わせて立候補者を変えてくる可能性が高いです。
知名度だけは一流の、「政治家としての能力に乏しい」、いわゆる「タレント議員」が続出するということ。
現在でも「参議院」では、芸能人やアスリートが当選し、国会に姿をみせています。
そんな人ばかりになったら、政治家の劣化は避けられないでしょう。もちろん「馳浩」さんや「三原じゅん子」さんの様に、死に物狂いで実績を積んでいるアスリート・タレント出身議員も多いですがね。
政治評論家の三宅久之さんは、生前にこんなことをおっしゃっていました。
「政治家のレベルは、国民と同じレベルです。
なぜなら、レベルの低い政治家を選んでいるのは国民なんだから」
かなり耳に痛い言葉ですね・・・。
安定政権が生まれにくくなる
現在日本で導入されている選挙方法「小選挙区制」は、政権交代が起こりにくい方法と言われています。
すなわち「政権を安定させるための選挙方法」なのです。
18歳選挙権が認められたことで、政権が安定しにくくなる可能性が高いと思います。
特に日本のメディアは、なぜか狂ったように時の政権を批判する癖があります。
その報道が真実だというのなら、まぁかまわないのですが、批判するために都合の良い部分だけを切り取って報道している例が多々あります。
これは「偏向報道」と呼ばれて、国民の利益を害するものです。
この偏向報道を見抜くには手間が必要ですので、20歳未満の有権者は、真実を見抜く眼を持てないかもしれません。
まぁ、インターネットを利用すれば、比較的簡単に真実がわかるのですが・・・20未満の有権者が、そこまで真剣に投票をするかどうか・・・。
時の政権を、マスコミが当然のように批判すれば、浮動票は政権与党には流れにくくなります。
20歳未満の選挙権が認められたことで、政権交代が起こりやすくなったかもしれません。
政権が安定しないことはマイナス・・・と一概には言えませんが、やはり不安が残ります。
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■18歳選挙権は、良いことなのか?
拙僧の個人的な意見でしかありませんが、「18歳選挙権」は良かったと思っています。
なぜなら、これで思想の偏りが解消される可能性が高いからです。
高齢化社会と言われている日本で、投票活動の大半を占めているのは、高齢者と言えます。
つまり、一部の年齢層の有権者によって、日本の政治は意思決定がされていたのです。
それに対して、18・19歳の有権者が一気に加わることで、投票行動に多様性が生まれたといえるでしょう。
凝り固まった考え方・思想を避けるためにも、18歳選挙権を導入した選択は、かなり良かったと思います。
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■投票先はどのように決めればいいの?
投票先は、どのように決めればいいのか?
これも拙僧の個人的な考えですが、まず、「自らの目的をはっきりさせるべき」でしょう。
「日本をどのような国にしたいのか」をしっかりと考え、「どのような日本であって欲しいのか?」を自らに問いかけて、答えを出しておくことが重要。
例えば拙僧の目的は、こんな感じです。
「他国に干渉されることなく、強く、豊かで、平和な日本になってほしい」
「北朝鮮拉致被害者を一刻も早く救出して欲しい」
そのために必要な政策(手段)は何か?と考えると
「自衛隊ではなく、国防軍を持つ」
「消費税増税を阻止し、景気悪化を避けて欲しい」
「北朝鮮・拉致問題で、アメリカと緊密な連携を取ってほしい」
などの政策が必要になります。
まずは、自分の目的を実現してくれそうな政策・・・そんな政策を主張している政党を、見つけ出して選択することです。
そして次に、その政党の実績と、自分の選挙区における立候補者の実績をインターネットで確かめる・・・・。
当然ですが、実績がある人間のほうが、政策を実現してくれる可能性が高いです。
注意すべき点は、「完璧を求めすぎない」ということ。
例えば、応援したい立候補者には「不祥事」を起こした過去があるかもしれないですが、それでも実績があればかまわない、と思えるならその立候補者でもいいでしょう。
不祥事が許されないとおもうなら、その人には投票しないという選択になります。
目的→手段→政党(政策)→立候補者の順にリサーチをしていくことで、正しい選択が出来るはずです。
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投票に行かないは論外!白票がベター!
「投票権を放棄する」ことは、オススメできません。なぜなら、投票権放棄は本当に「無意味な行動」だから。
自分の選挙区には、投票に値する立候補者がいない!というのはよくあることです。
投票すべき人がいない、というのなら、投票権を放棄するのではなく、しっかりと「投票に値する立候補者がいない」ということを意思表示すべきです。
「投票に値する立候補者がいない」というのは「白票」を投じることで、意思表示出来ます。
白票は、「あなた方には国政は任せられません」「信用できません」という意思表示になるのです。
この白票・・・・めちゃくちゃ多いと、立候補者・当選した政治家は、心底焦ります。
しかし、「投票権放棄」は何らの意思表示もしなかったということで、当選した立候補者からすると「プラス」にも「マイナス」ならないのです。
2016年の参議院選挙では投票率「54%」でした。
めちゃくちゃ低いです。
にも関わらず、自民党が「国民から支持してもらった」と自信を持って言っているのは、白票が少なく、投票率が低いかったため、「国民からの不信感が募っている」と自民党に受け止められなかったからです。
例えば、「投票率100%」で「自民党の得票率が52%」「白票が48%」、約半分が自民党を否定している事になります。
自民党からすると、これでは口が裂けても「支持してもらった」とはいえず、次の選挙で大敗北しないように、自民党議員は死に物狂いで仕事し、結果を出そうとするでしょう。
「白票を投じる」というのは、ある意味で立候補者・政治家への強力な「ムチ」となるのです。
「2017年10月の衆議院選挙」について、詳しくは以下のリンク記事をご覧くださいませ。
↓↓↓↓↓
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■まとめ
本日の記事をまとめますと
・18歳選挙権のメリットは、有権者の偏りが解消されたこと
・デメリットは「風」で選挙結果が変わりやすくなったこと
・それでも18歳選挙権は、良い改革だった
・投票先をの決め方は「目的→手段→政党(政策)→立候補者」の順にリサーチをするといい
・投票権放棄は、全く無意味。それよりは「白票」のほうが比べ物にならないほど意味がある
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
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