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北朝鮮への経済制裁・内容詳細!中国が裏で支援するから効果なし!


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過去最大の経済制裁の内容をご紹介

しかし、いくら経済制裁をほどこしても、北朝鮮に対して「核」と「ミサイル」の開発をやめさせる効果はない!

なぜなら、中国が裏で北朝鮮を支援しているから!

中国はなぜ北朝鮮を支援するのか?なぜ北朝鮮はミサイル発射を止めないのか?


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「生臭寺院」へようこそ。

拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。

この記事をざっくり言うと

・2017年9月12日、国連安保理で、北朝鮮への「石油制限」を柱とした「経済制裁」が採択された

・中国とロシアは、北朝鮮を生き残らせようとしている

・中国・ロシアの支援により、北朝鮮に経済制裁は効果が薄い

・結末としては「戦争」「平和条約」のどちらかとなるだろう

 

■目次

経済制裁の内容

中国とロシアの思惑

北朝鮮に経済制裁は効かない!

北朝鮮の思惑

今後の展望!北朝鮮問題の結末は?

戦争・平和条約・・・どっちになる?

まとめ

よろしければお付き合いくださいませ。

南無阿弥陀仏・・・。

■経済制裁の内容

2017年9月12日に、国連安保理で満場一致で可決された経済制裁案。

2006年7月15日に初めて国連安保理で決議された「北朝鮮への制裁決議」以来、今回の制裁決議の内容は「過去最大の経済制裁」と言われるほどです。

内容は、どういうものなのでしょうか?

制裁の内容

1,北朝鮮への原油輸出! → 過去12ヶ月分を年間上限として、それ以上は禁輸!

2,石油精製品の輸出 → 18年以降、年間200万バレルまで(前年は450万バレルだった)

3,天然ガスの輸出全面禁止

4,繊維製品の輸入全面禁止

5,北朝鮮労働者の海外労働 → 新規雇用は禁止

6,北朝鮮・貨物船の海上検査 → その貨物船が同意すれば、検査可能

7,北朝鮮の合弁北朝鮮 → 個人か団体かを問わず禁止

これで、北朝鮮は年間3300億円の貿易の利益を、3分の1失うと言われています。

しかし、この制裁案は当初、2つの目玉案があったのですが、採択された案からは、その目玉案がなくなっていました。

それは「金正恩の海外資産凍結」と「石油の全面禁輸」です

金正恩は、海外に3000~5000億円の個人資産を保有していると言われています。

そして中国とロシアが、北朝鮮へ石油を輸出しています。

「個人資産」と「石油」・・・この2つを封じれば、北朝鮮は行動不能となるはずですが、その反面、北朝鮮は暴走するとも言われており、「北朝鮮の逆鱗」に触れないよう、この2つへの制裁は見送られました。


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■中国とロシアの思惑

中国とロシアは、北朝鮮へ秘密裏に支援をしていると言われています。

なぜそんなことをするのか?

中国の思惑

中国が北朝鮮を支援する理由は、「北朝鮮という国に利用価値があるから」

中国は北朝鮮を、在韓米軍を抱える国・韓国との間に「緩衝地帯」として残しておきたいのです。

なぜなら、北朝鮮がなくなったら、中国は在韓米軍への警戒のため、朝鮮半島に向けて、相当な規模の軍を置いておかなくてはならなくなるから。

そうなると「南シナ海」へ展開させている軍を半減させなくてはならなくなります。

共産党の独裁体制をしいている中国は、国民の不満が溜まりに溜まっていると言われています。

そんな国内の不満を対外強硬策でおさえてきた中国は、南シナ海での強気な拡大路線で一歩でも引いたら、下手したら崩壊してしまう可能性があるのです。

ロシアの思惑

ロシアはかつて、ソビエト連邦というロシア以上に広大な地域を支配する連邦国家でした。

しかし、そのソビエト連邦は、ライバル・アメリカのレーガン大統領による経済政策「レーガノミクス」によって崩壊させられました。

ロシアは、世界最大の領土を大幅に削減され、しかも経済でもアメリカに大きく遅れを取ってしまい、アメリカへの怒りは相当なものです。

軍事大国としてのイメージが強いロシアは、実は伝統的な外交大国です。

その外交力を最大限に活かして、アメリカにとって目の上のたんこぶである北朝鮮を生き残らせて、アメリカを困らせようとしているのです。


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核とミサイル技術の流出経路

北朝鮮の核とミサイル技術は、驚くべき速さで進化しています。

「試行錯誤だけでは説明がつかない速度」

と言われるほど、北朝鮮のミサイルと核の技術は、凄まじい進化を遂げています。

なぜこれほどまでに進化を遂げたのか?

理由は簡単で、中国とロシアが技術を北朝鮮に流しているから。

実際、北朝鮮のミサイルに、旧ソ連・ウクライナの工場で制作されたロケットが使用されていました。

北朝鮮がアメリカに潰されないよう、核の技術も中国が流したのかも。

北朝鮮が核を保有することは、中国にとっても嫌なはずなのに・・・中国の軍と共産党が一枚岩ではないことを物語っているのかもしれません。


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■北朝鮮に経済制裁は効かない!

2017年9月12日の経済制裁は、あくまでも「追加の経済制裁」。

これが9回目の「追加」となります。つまり最初の経済制裁から、実に「10回」も経済制裁を行っているのです。

北朝鮮への経済制裁は、これまでほとんど効果をみせていません。

なぜなら北朝鮮は、中国やロシアからこっそり支援を得ているから。

実際中国と北朝鮮の国境では、密輸が横行していると言われています。

さらにロシアと北朝鮮の国境でも、石油が秘密裏に持ち込まれているとのこと・・・。

先程ご紹介した理由から、中国とロシアは北朝鮮をそう簡単に見捨てるわけにはいきません。

「国連北朝鮮制裁委員会・元専門家パネルメンバー」の「古川勝久」さんが言っていました。

「経済制裁では、そもそも核開発をやめさせることは出来ない。

遅れさせることが出来るに過ぎない」

ロシアのプーチン大統領が言っていた。

「たとえ草を食うことになっても、北朝鮮は核開発を止めない」

参議院議員の青山繁晴さんが言っていました。

「北朝鮮には経済制裁は効いていないが、テロ支援国家指定だけは効果をみせた」

とはいえ、そのテロ支援国家指定は、1988年1月に指定され、その20年後の2008年10月11日に指定が解除されました。

拉致被害者家族会が、最近アメリカに渡り、「テロ支援国家指定」を願い出ていました。

さらに、2017年4月、金正男暗殺事件を受けて、再指定を求める法案が、アメリカ下院で可決しています。

この「テロ支援国家指定」をされると、「国際金融機関」からの融資が受けられず、しかも輸出規制や援助を禁止しやすくなる代物・・・。

テロ支援国家指定・・・・核とミサイルを保有してしまった北朝鮮・・・今更テロ支援国家指定が効果をあげるかどうかは・・・大いに疑問です。

経済制裁は気休め?

北朝鮮への経済制裁で、核開発をやめさせられないなら、そもそもこれまでの経済制裁は、一体何だったのでしょうか?

武力行使が出来ないのだから、それを誤魔化すための「気休め」だったということになるでしょう。

北朝鮮が「核」と「ミサイル」を開発するために、何よりも欲しかった「時間」を与えてしまった事になります。


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■北朝鮮の思惑

北朝鮮は、アメリカと直接交渉をするため、核とミサイルを開発しています。

その目的は、あくまでもアメリカと直接交渉し、アメリカと北朝鮮の「平和条約」を締結すること。

アメリカとの直接交渉を目指している証拠として、オバマ政権の時、北朝鮮を訪れたバスケ選手「デニス・ロッドマン」は、金正恩からこんなことを言われたみたいです。

「私はオバマ大統領からの電話を待っている」

とはいえ、アメリカからの武力行使を受けるわけにはいかないので、ギリギリのところで武力行使を招かない程度にアメリカを威嚇している北朝鮮。

なぜミサイルで威嚇なんかしているのかというと、時間稼ぎのため。

アメリカに武力行使をさせないようにし、その間に核とミサイルを開発してしまう。

そうすればアメリカは手出しできず、北朝鮮が滅びることもない、というわけです。

「独裁体制を維持したまま、生き残る」

それが北朝鮮の目的です。


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■今後の展望!北朝鮮問題の結末は?

この北朝鮮問題は、今後どうなるのか?

 

この「北朝鮮問題」は結局、どんな結末を迎えるのでしょうか?

考えられるのはパターンは2通り。

1,アメリカが戦争を仕掛けて、北朝鮮崩壊

2,アメリカが屈服して「北朝鮮と平和条約締結」

1,戦争

アメリカが北朝鮮に戦争を仕掛けて、北朝鮮崩壊・・・。

「戦争はやってはならない」と言うのは当然ですが、それを言うなら、もっと早くに「北朝鮮」という脅威に対し、世界中がもっと真剣に取り組むべきでした。

戦争をするとして、そのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット・・・北朝鮮という脅威が完全に無くなる。

デメリット・・韓国と日本に、多大な犠牲者が出る。米軍と韓国一般人、合わせて100万人以上が犠牲になるとも言われている。


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2,平和条約

アメリカが北朝鮮の圧力に屈して、直接交渉をし、「核の保有」を認めて「米朝平和条約」を締結する。

メリット・・・戦争にならずに済む

デメリットは以下の通り。

1,北朝鮮の核が残り、日本は北朝鮮からの「圧力」を、将来ずっと受け続けることになる。

2,「核」をちらつかせた「瀬戸際外交」で、日本は「人道支援」という名目で北朝鮮へ「貢物」をせざるを得なくなる。

3,挙句の果てには「拉致被害者」が日本へ帰ってくることは、相当に難しくなる。

4,日本が核保有をしようとする。

5,世界に核が拡散する可能性が高い。

北朝鮮が核を保有していて、しかも在日米軍が北朝鮮への抑止とならないのなら、北朝鮮に対して日本は独自に抑止力を持たざるを得ず、国内で「核兵器保有論」が一気に噴出することになります。

もしも北朝鮮が核保有をアメリカに認められれば、韓国も日本も核を保有することとなり、東南アジアも核保有をするでしょう。

更には、北朝鮮以外の独裁国家も、「核兵器を保有すれば、アメリカに潰されずに済む」と確信し、「シリア」「イラン」などへ核兵器が拡散するでしょう。


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■戦争・平和条約・・・どっちになる?

たとえ平和条約を締結しても、戦争危機は避けようがありません。

なぜなら、核と独裁国家・北朝鮮が残っている限り、時間が経過すればするほど、「北朝鮮のリスク」は高まり続けるから。

青山繁晴さんは

「戦争の足音が聞こえる」

と言っていました。

各メディアは「手詰まり」と称して、武力行使・戦争の可能性は低いという見方を示しています。

しかし、アメリカが武力行使をしていない理由は「日本や韓国などの同盟国に大きな被害が出る可能性があるから」でしょう。

青山繁晴さんが言っていました

「北朝鮮へアメリカが攻撃を仕掛けたら、これまでの戦争とは異なり、一瞬で終わる」

同盟国に犠牲が出ないように、北朝鮮を一瞬で無力化できる作戦が立案されたら、アメリカは即武力行使に打って出る可能性が高いということでしょう。

マティス国防長官やヘイリー国連大使は、北朝鮮に対して「手詰まり」「戦争は現実的ではない」などの弱気発言を繰り返しています。

相手を欺くことが、戦争の基本だと言われています。

不意を突くこともまた、戦争の基本・・・。

だとしたら、マティス国防長官やヘイリー国連大使の弱気発言は・・・敵を欺く嘘という可能性もあります。

戦争・平和条約・・・どちらにしても日本からすれば悪夢です。

それは日本が「武力」から目を背け、「平和憲法」なるものを口実にして、現実から目を背けた大きな代償・・・そんな気がしてなりません。


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■まとめ

本日の記事をまとめますと

・北朝鮮がアメリカを脅かしているため、経済制裁することになった

・2017年9月の経済制裁では「石油輸出」が制限された

・中国・ロシアは、北朝鮮を滅ぼしたくない

・中露の支援があるため、北朝鮮に経済制裁は通用しない

・結末としては「戦争」と「平和条約」の2通りがある

・若干だが、戦争の可能性が高い

以上となります。

本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。

よろしければコチラの記事も合わせてお読み下さいませ。

リンク記事は別タブで開きます。

「北朝鮮情勢まとめ!戦争・ミサイル・核実験・崩壊予言について」の記事はコチラ

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