曜変天目茶碗の値段は数億?林恭助が再現したレプリカはお手頃価格?
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家康にも愛された天下の名品「曜変天目茶碗」
これまで3点しか存在していないとされた名品。
その驚きの値段は?
偶然の産物である「曜変天目茶碗」の再現レプリカの価格とは?
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
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よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■「曜変天目茶碗」とは?
天目茶碗・・・・天目釉という「釉薬(うわぐすり)」をかけて制作されたお茶碗。
その天目茶碗の中でも最上の高級品が「曜変天目茶碗」。
この曜変天目茶碗、戦国時代には何度もその名前が出てくるとっても有名な代物だったとか。
天下を制した徳川家康がこの曜変天目茶碗を所持していたらしく、3つある曜変天目茶碗の内2つが徳川家に伝わっているみたいです。
さて、この曜変天目茶碗・・・・何がそんなに素晴らしいというのか?
理由は、その常識を越えた美しさ。
曜変天目茶碗は黒い器に、まるで月や星が丸く輝くような文様があり、それが見る角度によって七色に輝くのです。
天目茶碗の中に、小さなプラネタリウムや星空があるようですね。
なんとも形容し難いのですが、神々しいというか、なんというか・・・・眺めていると、まるで吸い込まれてしまいそうになります。
その星のような斑模様を「曜変」というみたいですね。
大財閥「三菱」の創始者「岩崎弥太郎」さん。
彼の息子である「岩崎小弥太」が、この曜変天目茶碗を手に入れたらしいのですが、彼は生涯この曜変天目茶碗を使用してお茶を飲んだことはなかったみたいです。
「天下の名器を私ごときが使うべきではない」
というめちゃくちゃ謙虚な理由だったそうですね。
三菱財閥の総帥・岩崎弥太郎の息子ですら使うことをためらう代物。
ただ、歴史上徳川家康は、この曜変天目茶碗を使用して茶を点てたという噂も。
なぜなら曜変天目茶碗の内側には「茶筅」でついたと思われる傷が細かく刻まれているから。
なんて罰当たりなことを・・・。
ちなみに茶筅とは、お茶をかき混ぜるための、竹製の筆のような泡立器みたいな茶器のこと。
まぁ、天下人だから仕方ないのでしょうけどね。
これまで曜変天目茶碗は3つ(又は4つ)しか存在しないと言われていました。
しかし、「なんでも鑑定団」という番組で、4つ目のお宝が発見された?のだ言われていますね。
12月20日放送の「なんでも鑑定団」に、曜変天目茶碗が持ち込まれたのだとか。
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■4つ目の曜変天目茶碗?
なんでも鑑定団に「幻の4つ目の曜変天目茶碗」が持ち込まれたと話題になっていますね。
「いい仕事してますね」でおなじみの鑑定士「中島誠之助」さんが、
「なんでも鑑定団始まって依頼の最大の発見」
とめちゃくちゃに大騒ぎしていました。
この曜変天目茶碗を持ち込んだ人は、どういう経緯で、この代物を手にしたのでしょうか?
どうやら彼のひいおじいさんが、手に入れたものを受け継いだのだそうです。
どういうことなのか?
この曜変天目茶碗・・・・・実は、戦国大名だった「三好長慶」という人物が所有していたもの。
依頼人のひいおじいさんは、その「三好長慶」の子孫が暮らしている家の移築の仕事を請け負った時に、三好長慶の子孫から譲ってもらったのだとか。
三好長慶といえば、織田信長と同じ時代を生きた戦国大名。
当時、織田信長がまだ「尾張国」の小さな勢力だった時、中央・京都周辺を支配していた大勢力「三好家」のボスですね。
織田信長が勢力を拡大する前、近畿一帯を制圧し、四国にまで勢力を拡大した「最初の戦国天下人」と呼ばれている人物。
歴史上の評価はそれほど高くはないみたいですが、それでも大勢力の「ドン」だったことは事実。
ちなみに、織田信長もこの曜変天目茶碗を所持していたらしく、愛用していたと言われていますが、本能寺の変で焼失してしまったみたいですよ。
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■お値段は?どこに行けば観られるのか?
さて、曜変天目茶碗・・・・お値段はいくらくらいなのでしょうか?
曜変天目茶碗は3つとも国宝。
なのでお値段なんてつくことはないのですが、取引されていた前時代のお値段を参考にしてみるとだいたい20億円くらいと言われているそうです。
それから、収集家が集まるオークションに曜変天目茶碗が出されたとしたら、おそらくそれくらいのお値段がつくだろうと言われているみたいですよ。
凄まじい値段ですね・・・・。
ただ、なんでも鑑定団で鑑定された代物は2500万円だったとか・・・・。
ということは、国宝とされた曜変天目茶碗と、なんでも鑑定団での曜変天目茶碗では、ランクが違うということなのかもしれません。
それともオークションに出されると値段が跳ね上がるのかも。
この曜変天目茶碗・・・・どこに行けば観られるのでしょうか?
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曜変天目茶碗・展示場所「東京」
最も有名な展示場所といえば、東京丸の内にある三菱一号館でしょうね。
三菱センターのデジタルギャラリーで、デジタルコンテンツではありますが、常に閲覧することが出来ます。
ただ、2010年9月5日~12月5日の間、「二子玉川」の「静嘉堂文庫美術館」に貸し出されていたのだとか。
もしかしたら、観に行ったタイミングで、曜変天目茶碗・・・出張している可能性もあるかもしれませんので注意が必要です。
この「三菱一号館」にある曜変天目茶碗は、元々徳川家康が所持していたもので、徳川将軍家所蔵の一品だったそうです。
しかし、3代将軍・徳川家光の時代に、彼の乳母・養育係だった「春日局」にプレゼントされ、それ以降、春日局の息子の系統である「稲葉家」に伝わったみたいです。
そのため、「稲葉天目」という名前がつけられたと言われています。
「大阪」展示場所
東京だけではなく、大阪にも曜変天目茶碗がありますね。
大阪にある「藤田美術館」に曜変天目茶碗が所蔵されていますね。
藤田美術館の住所は「大阪市豊島区網島10-32」
この藤田美術館に所蔵されている曜変天目茶碗も、元々は徳川家康が所蔵していた代物みたいですね。
徳川家康の11男「徳川頼宣」が治める「水戸徳川家」に代々伝わってきた一品だそうです。
どうして藤田美術館にあるのか?というと、藤田財閥の藤田平太郎と言う人物が、1918年に手に入れたのだと言われています。
拙僧個人の意見なのですが、この「藤田美術館」にある曜変天目茶碗の方が、三菱一号館にあるものよりも美しい気がしますね。
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「京都」秘蔵の曜変天目
3つ目の曜変天目茶碗は京都にあるそうです。
どこにあるのか?というと、京都の大徳寺・龍光院。
この龍光員に秘蔵されていて、3つの曜変天目茶碗の中で最も地味な代物だそうですが、それがかえって妖しい感じの美しさを醸し出していると言われています。
普段は非公開の代物で、目にする機会は滅多にないと言われています
この京都の曜変天目は、元々戦国時代の大阪堺の大商人「津田宗及」という人物が所持していたものらしいです。
そこから、大河ドラマでも有名な豊臣秀吉の参謀の「軍師官兵衛」こと「黒田官兵衛」・又は息子の「黒田長政」の手に渡り、黒田長政の手によって、大徳寺に寄贈されたと言われているそうですよ。
幻の4つ目の曜変天目!「MIHO MUSEUM」所蔵?
実は、「なんでも鑑定団」にて紹介されたもの以前に「4つ目の曜変天目茶碗」と言われていた代物があるみたいです。
加賀前田藩が所蔵していたもので、一応重要文化財に指定されている代物。ちなみに他の3つはすべて国宝!
これは作家の大佛次郎が所持していたもので、現在は滋賀県甲賀市にある「MIHO MUSEUM」にあるみたいです。
しかし、その文様が他の3つと多少異なっていることから、「曜変天目茶碗ではなく油滴天目」とも言われており、正式に4つ目の曜変天目茶碗とは認めていない人もいるみたいです。
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■レプリカの価格はお手頃?(追記アリ)
この曜変天目茶碗・・・どうすれば作ることができるのか?
その製法が謎に包まれているそうですよ。
その為、正確に再現することができていないのだとか。
どうやら曜変天目茶碗は、偶然によって産まれた代物と言われているようで、誕生の条件が何百年もはっきりしていないみたいです。
古代中国では、この曜変天目茶碗を「災いを呼ぶ不吉な茶碗」とされていたらしく、完成しても、すぐに破壊してしまっていたらしいので、日本に3つある曜変天目茶碗は、お茶の元祖である中国には一つもないのだそうです。
中国には破片だけは残っていると言われていますけどね。20億を壊しちゃうなんてもったいない・・・。
話を戻しましょう。
再現が出来ていない曜変天目茶碗ですが、再現を試みている人はたくさんいるらしいです。
特に岐阜県土岐市の陶芸家「林恭助」さんが、この曜変天目茶碗の再現を試みて、曜変天目茶碗に近い作品を発表しています。
愛知県瀬戸市の陶芸家「九代目長江惣吉」さんも、曜変天目茶碗の製法について研究していると言われています。
では、その制作されている曜変天目茶碗のレプリカっていくら位の価格なのでしょうか?
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レプリカのお値段
林恭助さんが作り上げた曜変天目茶碗。
このレプリカとも言える作品・・・・お値段はついていないみたいですね。
一般に販売はされていない代物。
どうしてかというと、あまりにも高価過ぎる・・・・のだとか。
林恭助さんが造った曜変天目茶碗は、審査が厳しい中国の美術館に「永久展示・永久保存」が決定する程の一品だとか。
お値段は一般公開されていないでしょうね・・・。
しかし、「曜変天目」と名前がついている代物はたくさんあるそうです。
なんと楽天の通販でも見つけちゃいました。
そんなに出回っている代物なの?と思いきや、模様の美しさが国宝とは全く異なっていました・・・。
でもなんで曜変天目がネットで大量に出回っているのか?
偽物なのか?と思いましたがそうではないみたいです。
天目茶碗とは先程説明しました通り、天目釉という釉薬をぬって出来上がった物。
つまり、天目釉をぬって、ほんの少しだけでも曜変天目茶碗のような斑紋が浮かべば、それでも一応は「曜変天目」というわけ。
お値段はピンからキリまでありましたが、数千円から2万円前後でネット通販されていました。
ただ、美しさについては、国宝の曜変天目茶碗とは比べ物になりません。
ちなみに、林恭助さんが仕事をしている「岐阜県土岐市」とは、織田信長さんが持っていた曜変天目茶碗を燃やした明智光秀の地元。
そんなところで曜変天目茶碗を再現しようとしているなんて、何かの因果でしょうかね?
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追記いたします。
「なんでも鑑定団」で登場した曜変天目茶碗について、専門家が異論を唱えていることが話題になっています。
どうやら、「あれはどう見ても曜変天目ではない」とおっしゃっているとか。
鑑定団の鑑定士が太鼓判押してるのに、専門家がそんなことを言うなんて・・・。
まぁ、「MIHO MUSEUM」にあるという曜変天目茶碗も、見る人によって「曜変天目じゃない」という意見もあるそうですからね。
その基準は微妙なのでしょう・・・。
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■本日のまとめ
本日の記事をまとめますと
・曜変天目茶碗は斑模様が美しい国宝
・なんでも鑑定団に4つ目の曜変天目茶碗が持ち込まれたらしい
・曜変天目茶碗は丸の内・大阪市・京都市に現存している3つがある
・林恭助作のレプリカには、お値段がついていない。
・国宝ほど美しくはない曜変天目でよければ、ネットで数千円から売っている。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
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