駆け付け警護を超わかりやすく解説!問題点が何なのかも易しく説明!
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最近話題の「自衛隊」「駆け付け警護」
何やら全国的に「反対」の声が挙がったり、デモがおこったりしています。
しかし「駆け付け警護」って何?超わかりやすく・可能な限り短く説明!
そして、何が問題なのかも、やさしく説明させて頂きます。
「生臭寺院」へようこそ。
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
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よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■青森市から自衛隊が南スーダンへ
2016年11月19日、青森県青森市の陸上自衛隊青森駐屯地で、アフリカ「南スーダン」の国連平和維持活動(PKO)に派遣される陸上自衛隊、約350人の走行式が行われました。
そこには閣僚である「稲田朋美」防衛大臣の姿も。
大臣は
「自衛隊の国際平和協力の歴史で、新たなる一歩である」
とコメント。
この「国連平和維持活動」には、先日成立した「安全保障関連法案」の影響で「駆け付け警護」なる新しい任務が自衛官に課されることになったのです。
この「駆け付け警護」・・・・どうやら反対の声が多く挙がっているみたいですね。
この日、青森市では「駆け付け警護」という新しい任務に対して、反対を訴える市民がビラを配っていました。
そして、同日、京都では650人ほどで「PKO」派遣に反対するデモが起こりました。
どうして皆さんこの「駆け付け警護」という新しい任務を課せられた「自衛隊の国連平和維持活動」に反対なのでしょうか?
そのためにはまず「国連平和維持活動(PKO)」とは何なのか?をご説明します。
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■国連平和維持活動(PKO)って何?
PKO「国連平和維持活動」というのは、簡単に言ってしまうと、その名の通り「平和を維持するための活動」のこと。
世界には「戦争をしている国や地域」が少なくありません。
そういった地域において、平和を維持するために戦争している者同士を仲介して仲直りさせたり、又は市民の安全を守るために努力することを「PKO(ユナイテッドネイションズ ピースキーピング オペレーション)」日本語にすると「国連平和維持活動」と呼ぶのです。
例えば、今回、日本の自衛隊が派遣される南スーダンでは「内戦」が非常に厳しい地帯なのです。首都の「ジュバ」では銃撃戦が頻繁に発生しているみたいですね。
日本政府は、南スーダンについて「危険」と判断して、日本人に「国外退避」を指示したとか・・・・。
そんな危険な内戦が起こっている国だからこそ、インフラ・つまり「電気ガス水道」・「道路」・「学校」・「病院」などの生活に必要な施設が破壊・破損していることもしばしば。
そういった生活に必要不可欠な施設・インフラを活動を、自衛隊は行うために南スーダンへ行くわけです。
これが「国連平和維持活動」「PKO」。
これまで日本の自衛隊は「インフラ整備」として「国連施設の整備」「道路補修」「国際機関敷地整備」などを行ってきました。
しかし、今後は「駆け付け警護」という任務も、新しく行わなくてはならなくなったわけです。
ではこの「駆け付け警護」というのは何なのでしょうか?
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■「駆け付け警護」とは?
「駆け付け警護」とは、言葉通り、「駆け付けて警護する任務」のこと。
誰を?ってことになりますよね。
誰を警護するかというと、「助けを求めている人」。
例をあげると、「NGO職員」「国連の職員」「国連に加盟しているPKOに派遣された他国の兵士」「日本人」などなど。
彼らが、例えば「武装集団」に襲われていたとします。
その時、「治安維持を任務としている南スーダンの兵士」や、それ以外の「他国の軍隊」が、彼らを救える状況なら、「日本の自衛隊」への「駆け付け警護」の任務は必要ありません。
しかし、「治安維持の兵士」や、「それ以外の国の軍」が、助けを求めている人達を即座に救えない状況にあった場合、又は「日本の自衛隊」が「助けを求めている人」の最も近くにいた場合、「日本の自衛隊」は「助けを求めている人」を助けなくてはならない。
これが「駆け付け警護」の任務なのです。
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『駆け付け警護』の問題点とは?
どうしてこの「駆け付け警護」にたくさんの人が反対しているのか?問題点とは?一体何なのか?
先程の例であげた「武装集団」・・・・これが問題なのです。
駆け付け警護をするということは、当然、助けを求めている人は危険な状態にあるわけですよね。
では自衛隊はどうやって、助けを求めている人を助けるのか?
例えば、武装集団に銃撃を受けている人が助けを求めているとしたら・・・・。
自衛隊は、この時、「武器の使用」を許可されるのです。
もちろん武装集団相手に、銃などの武器を使用せずに、「助けを求めている人」を助けることは難しいでしょう。
ですので、武装集団を退却させるために、武器を使用できるわけです。
これが、「駆け付け警護」に反対を訴える人々の「心配の種」なんですね。
どういうことかというと、「駆け付け警護」をさせたら「武器の使用を許すと、戦争に参加することになる」又は「自衛官が亡くなるリスクがある」ということです。
自衛隊はこれまで「戦争で亡くなった自衛官は一人もいない」「一人の人間も殺害していない部隊」と言われてきた部隊です。
しかし、この「駆け付け警護」で、その「平和の象徴」のような自衛隊が、歴史上初めて、敵でも味方でも「死者」を出してしまうかもしれないのです。
それを恐れて、「駆け付け警護」反対!「PKO派遣」反対のデモが起こっているのですね。
つまり「日本人自衛官に犠牲者が出る可能性がある」又は「日本の自衛官が、武装集団とは言え、人間を殺害してしまうかもしれない」というリスクが恐れられているのです。
殺害されるリスクと、殺害してしまうリスクがある・・・・つまり「戦争に巻き込まれるリスクがある」ということでしょうかね。
これって一言で言うと「戦争に行くな」ということを反対派の皆さんは言っているってことです。
稲田朋美防衛大臣は「リスクは高まることはない」と言っているみたいですが、高まる気がしますけどね・・・・。
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■「駆け付け警護」に対する反対派!賛成派!双方の言い分
「駆け付け警護」に賛成する人の意見を抜粋してみるとこんな感じ
「日本の自衛隊にリスクがあるのはわかるが、駆け付け警護をしないということは『助けを求めている人』を助けない。つまり見捨てることになるのではないだろうか。
リスクはあるだろうが、平和を維持するためには『駆け付け警護』は必要なのかもしれない」
そして反対する人の意見は
「駆け付け警護で武器の使用を許可してしまうと、自衛官が殺害してしまう・されてしまう危険性がある。日本は戦争をしてはならないという憲法があるのに、それに違反している。
人を守るためとは言え、銃を撃ち合ったりすることはもはや戦争と同じ。
戦争をしてはいけない。だから、駆け付け警護という新しい任務が加わったPKOに自衛隊を派遣してはならない」
どちらの意見も最もな意見に聞こえます・・・・。
どうやらこの「駆け付け警護」に対する世論は、反対が47%!賛成28%!だそうです。
反対のほうが多いですね・・・・。
さて、この「駆け付け警護」をした場合に自衛官に支払われる「手当」についても話題になっています。
どうやら1回の駆け付け警護に対して、6000~7000円だと言われてます。
PKO活動をしている自衛官には、現在1日16000円の手当が支払われているらしいですが、「駆け付け警護」をした場合、これに6000~7000円が加えられるということです。
合計で22000~23000円ですね。
命懸けで「駆け付け警護」の任務を果たして「6000~7000円」ですか・・・。
時給換算したら・・・・いくらになるのかな?
税金を支払っている側からすると・・・・・自衛官の方に申し訳ない気持ちになるのって拙僧だけでしょうかね?
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■本日のまとめ
本日の記事をまとめますと
・自衛隊がアフリカ「南スーダン」へ「国連平和維持活動(PKO)」として派遣される。
・自衛官には今回始めて「駆け付け警護」の任務が新たに加わった。
・国連平和維持活動とは、簡単に言うと、平和維持のためにインフラ設備・道路補修などを行うこと。
・「駆け付け警護」とは「助けを求めている人」を助ける任務のこと。
・日本では「駆け付け警護」は「戦争に巻き込まれるリスクがある」として「反対」の声が多い。
以上となります。
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
またよろしければお付き合いくださいませ。
それではこの辺で失礼致します。
南無阿弥陀仏・・・。
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