「謝れ」も「和解」も要らない。
核兵器は人類の大失敗。
軍縮では手ぬるい。
私は核兵器がゼロになるまであきらめませんと伝えたい。
オバマ大統領来日!広島訪問スピーチ全文公開!日程最後の歴史的演説
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史上初!!アメリカ大統領が被爆地「広島」を訪問!
「核なき世界」実現へ「プラハ演説」に始まり「広島演説」で終わる?
核保有国9カ国の現状!戦後71年目にして核廃絶への一歩となるのか?
もしかしてこの訪問・・・トランプさんへの抗議の意味もあった?
「生臭寺院」へようこそ
拙僧は住職の「生臭坊主」こと省略して「ナマズ」と申します。
よろしければお付き合いくださいませ。
南無阿弥陀仏・・・。
■オバマ大統領が広島へ
今回は歴史的瞬間についての番外編。
2016年5月27日。
第44代アメリカ大統領「バラク・オバマ」さんが被爆地「広島」を訪れて演説をなさいました。
ここにくるまで「謝罪はすべきでない」「広島へ行くなら真珠湾にも日本の総理を呼べ」などと、いろいろな批判や意見がアメリカ国内で巻き起こる中、やってくれましたね「イエス!ウィーキャン!」
5月26日~27日の日程で三重県で行われた伊勢志摩サミット。
この日程の最終日である5月27日。
アメリカの現職大統領「バラク・オバマ大統領」が被爆地「広島」を訪れ、資料館などを見学。
原爆死没者慰霊碑に安倍総理とともに献花をしました。
献花を終えた直後・・・オバマ大統領はジッと慰霊碑に向かって立ち、祈りを捧げるように目を閉じておられました。
そして後世の歴史に永く残るであろう「広島演説」は始まりました。
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■広島演説のスピーチ内容全文
ここからはオバマ大統領の広島演説の内容をお伝えいたします。
拙い文章ですがどうかお許しくださいませ。
「71年前の雲一つないある朝・・・空から死が降ってきました。
そして世界が一変しました。
閃光が轟き・・・炎が巻き起こり・・・この街は破壊されました。
この広島の空にそびえ立った「きのこ雲」のイメージは我々に「人類の抱える大きな矛盾」を思い起こさせます。
その破壊は・・・人類が自らを破壊する手段を持っていることを証明したのです。
なぜ人々は広島を目指し・・・やってくるのでしょうか?
それほど遠くない過去にすさまじい破壊が起こったという事実に想いを巡らせるためです。
そして死者を悼むためです。
犠牲者の中には老若男女を問わず10万人以上の日本の人々が含まれています。
韓国の方々も・・・そして捕虜となっていた数十人のアメリカ人も含まれているのです。
彼らの魂が私たちに語りかけているのです。
「私達が何者であり・・どういう存在になるべきかを考えるように」と・・・。
広島と長崎が特に語っているのは戦争の事実のみではありません。
このような暴力は人類最初の人間とともに生まれました。
木から槍を作り・・・その武器は獲物を捕らえるためだけに使われたわけではありません。
同じ人間を倒すためにも使われたのです。
私達の大陸は戦争に満ちています。発端は様々です。
穀物の不足が発端となることもあり・・・黄金などの資源を求めるためであったり・・・愛国精神によるものであったり・・・宗教的なものであったり。
人々は歴史上・・・武力に屈し・・・そして開放されてきました。
そして歴史のあらゆる場面で無数の罪なき犠牲者を出しながら・・人々は苦しんできました。
しかし時間の経過とともに・・・犠牲者の方々の名前は忘れ去られてしまうのです。
世界大戦は広島と長崎で頂点をむかえました。
最も豊かで強大な国同士が戦ったのです。
文明は世界に素晴らしい都市や美術の他に思想を与えました。
そしてその思想を元にして人類は正義や調和や真実について考え始めたのです。
戦争は支配や征服のために・・・人間の本能によって行われてきました。
古くは部族間の紛争から始まり・・・技術の進歩によって
何の制約も存在すること無く・・・紛争はさらなる広がりを見せたのです。
そしてその長い歴史の一瞬の間に・・・世界大戦で6000万人もの人々が命を落としました。
男も女も子どもたちも・・・何の区別もなく命を落としたのです。
私達と変わるところなどなにもない同じ人間が命を落としたのです。
人々は・・・戦争によって爆発をその身に受け・・・飢餓に陥り・・・死への行進を余儀なくされました。
世界各地の戦争被害の跡地には戦争を記録した数多くの碑が存在します。
戦争の英雄の物語を記録したもの・・収容所の跡地にて・・かつて信じがたい行為が行われた事実を記録したもの。
数多くの物語が存在しています。
きのこ雲の映像は・・・私たち人間が抱える大きな矛盾を思い起こさせます。
道具を作ることと言語能力が他の生物と私達人類の大きく異なる点でしょう。
発明による技術の進歩は素晴らしい・・・・その素晴らしさの輝きが
破壊の力をも増大させてしまっているという影の真実を見失わせてしまっているのです。
私たちは破壊行為を簡単に正当化します。
「より大切なもののために」という言い訳で破壊を許容してしまいます。
世界中あらゆる宗教で愛と平和を訴えています。・・・・そしてこのような破壊的な死を決して許してはいないにもかかわらずです。
人類は犠牲を払い・・・協力して・・・素晴らしい偉業を達成してきました。
科学によって人間は海を越え・・・電波通信ができるようになり・・・雲の上を飛び・・・病気を克服し・・宇宙について理解できるようになったのです。
しかしこの達成された偉業の裏側には・・・・同じ技術が効率よく人間を殺害する手段となる・・・という確かな真実の一面があるのです。
技術的革新と同じように人間の道義的革新も行わなければ・・・とてつもない悲劇が起こってしまうのです。
広島はその真実を私たちに教えてくれるのです。
だからこそ我々は広島を訪れるのです。
この慰霊碑の前に立ち・・・広島の中心に立ち・・・原爆が投下された瞬間を想像する。
「子どもたちが恐怖する姿・何が起こったかわからず混乱する人々の姿・過去現在未来の戦争で犠牲となった罪なき人々の姿。」を想像するために広島に来るのです。
私たちの言葉だけでは犠牲者の苦悩に声を与えることは出来ません。
しかし私たちはこの歴史をしっかりと見据える責任があります。
そして我々はこれから悲劇を再び起こさないために
どのようにすべきか考えなくてはいけないのです。
被爆者(オバマ大統領は日本語でヒバクシャと言った)の方々は
我々に永遠に寄り添い・・・その経験を語り続けることは出来ません。
しかし1945年8月6日の悲劇は忘れさられることはないでしょう。
なぜなら広島は・・・赴いた人々に悲劇を思い起こさせてくれるからです。
日本とアメリカは同盟国で友好国となる選択をしました。
大戦で分断されていたヨーロッパは商業と民主主義で再び結ばれる選択をしました。
抑圧されてきた人々は自由となりました。
国際社会は戦争をしないための制度や条約をつくってきました。
これは戦争と核をなくすための制度と条約です。
それでも侵略・テロ・腐敗・残虐行為・抑圧はなくなっていません。
我々の仕事はまだ終わっていないということです。
我々はもしかすると人間の悪事を根絶することが出来ないかもしれません。
だからこそ国家には防衛能力が必要です。
そしてだからこそ・・・国家防衛の究極の手段である「核」を根絶するには・・・大きな勇気が必要なのです。
しかし「核なき世界」を追求することをやめてはいけません。
我々は生きている内に核廃絶を達成できないかもしれない。
しかし粘り強く努力することで・・・死を招く物質が狂人の手に渡るという破滅を回避できます。
ですがそれだけでは不十分です。
小さな爆弾ですらもテロの脅威となるのですから。
我々は「戦争とはいかなるものか」という概念を根本的に変えなくてはいけません。
戦争を外交を通して防止しなくてはならないのです。
戦争を終わらせる努力を怠ってはならないのです。
我々は人類の一員として協力関係を構築しなくてはいけません。
協力関係を更に強固な関係にしていかなくてはいけません。
「過ちは繰り返される」と言われますが・・・決してそんなことはありません。
我々には教訓から学ぶ力があります。そして語り継いでいく物語を選択することが可能なのです。
子どもたちに「人類は一つである」という戦争を起こさないように教える選択もまた可能なのです。
その事実を被爆者たちが教えてくれます。
ある被爆者の女性は「核を投下したアメリカ人のパイロット」を許しました。
なぜなら彼女は気付いたのです。
憎むべきは核を投下したパイロットではなく「戦争そのものだ」ということに。
ある被爆者の男性は家族を亡くしました。
しかしアメリカ人も同じく戦争で家族を失っているのだと考えたのです。
つまり彼らは「憎しみの物語」を選択するのではなく「平和への物語」を選択したのです。
私の国アメリカではある物語が語られています。
その物語は非常にシンプルな言葉で始まります。
「全ての人間は平等であり・・創造主から生命と自由と幸せを追及する権利を与えられている」と・・・。
この物語で語られる理想を実現することは簡単ではありません。
アメリカですら・・市民の間ですら簡単ではありません。
しかしこの物語を信じて・・・努力することをやめてはいけません。
この理想は海を越え大陸間で共通の理想なのですから。
「人間の価値を計り知れない。全ての生命は尊いものだ。我々は人類という大きな一つの家族の一員なのだ。」
これこそ我々人類が子どもたちに語り継いでいくべき物語でしょう。
だからこそ我々は広島に来るのです。
広島に来て愛する人のことを思い浮かべましょう。
ある朝。
ほほ笑んでくれる我が子。
キッチンの向こうで微笑む妻。
抱擁してくれる両親。
そのような光景が71年前のあの日・・・この広島でも当たり前にあったのだということを思い起こしましょう。
その時亡くなった方々は私達と異なるところなど何もありません。同じ人間です。
普通の人間なら誰でも気がつくことでしょう。
そして我々は道徳と想像力を持ち・・・自ら変わる勇気を持たなくては行けません。
誰も戦争など望んでいません。
科学は人類の生活を豊かにすべきものであり・・人間を殺す手段になってはいけないのです。
国家の選択と指導者の選択は・・・広島の過去へと立ち返ることこそが重要なのです。
この運命の日から世界は大きく変わりました。
今・・・広島の子どもたちは平和に過ごしています。
なんと素晴らしいことでしょう。
これこそ守る価値が有るものでしょう。
そしてこれこそ・・・全ての子供達に教え・・・語り継いでいくべき物語でしょう。
広島や長崎が被爆地として人々の記憶に残るのではなく
私たちに新たな倫理観が誕生した地として記憶される日が来ることを願っています。心から。
2016年5月27日
広島・・・原爆死没者慰霊碑にて。
第44代アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマ
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オバマ大統領・・・やってくれましたね。
現在核保有国は、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中華人民共和国。
そしてインド・パキスタン・イスラエル・北朝鮮。
合計9カ国。
核弾頭の総数は9カ国合計で約23000発。
戦略核弾頭数は約5000発。
これをゼロにすることは・・・核の犠牲者を未然に防ぐこととなるのかもしれません。
「核なき世界を諦めてはいけない」
トランプさんに聞かせてやりたいですね・・・。
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■アメリカと日本双方の声
日本ではオバマ大統領の広島訪問を絶賛する声が多いみたいですね。
特に被爆者の皆様は
未来志向で共に頑張りましょう
核兵器をなくすことが謝罪の証し。
未来のために共に手を携えましょう。
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どうやら日本の被爆者たちは未来を見据えて「謝罪や償いより核廃絶」と考えているようですね。
ではアメリカではどのようなことが言われているのでしょう。
ちなみにオバマ大統領の広島訪問について。
アメリカでは賛成と反対が双方拮抗しているみたいですね。
謝罪しないなら賛成。
という意見もあるみたいですし・・・。
原爆投下については、アメリカの世論の半分以上が「原爆投下で犠牲者を未然に防げた」と言っているみたいです。
しかし・・・若い世代の中には「謝罪をすべき」という声もあるみたいですね。
つまり・・・原爆投下は不要だったという意見ですね。
実際に原爆投下前の戦争末期の日本には「皇室を存続して手を出さないのなら降伏の用意がある」と、アメリカに伝えられていたそうですし・・・。
アメリカ人の中には「真珠湾攻撃の報復として原爆は投下されたのだ」と言っている人もいるようです。
しかし・・・ハワイにある真珠湾攻撃の記念館では
『日本軍の「真珠湾攻撃の際の民間人を全く攻撃しない姿勢」に・・・アメリカ軍は尊敬の念を抱いている』
とのこと。
青山繁晴さんが言ってましたので間違いないでしょう。
つまり・・・日本は「謝罪は要らないので核を根絶してほしい」。
アメリカは「核の投下で戦争のさらなる長期化を防いだ」。
というのが主流の考えなのでしょうね。
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■トランプ氏を牽制するため広島へ?
オバマ大統領はどうしてこのタイミングで広島を訪問したのでしょう。
同じ頃アメリカでは共和党の「ドナルド・トランプ」さんが
大統領候補の指名争いに勝利しました。
そしてオバマ大統領はトランプさんについて、伊勢志摩サミットでこう発言したそうです。
「トランプは世界を混乱させている」
それに対してトランプさんは
「混乱させることはいいことなんですよ」
と反論・・・。
トランプさんといえば
在日・在韓米軍の駐留費用を日本と韓国に100%負担させる。
さもなければ全軍撤退させる
と言ってますよね。
その代わり「日本と韓国に自衛のために核武装することを容認する」と考えているようです。
日本が核武装???
まさに今回オバマ大統領が「核なき世界」と表明した内容と逆のこと言ってますね。
もしかしたらオバマ大統領が広島を訪問したのは、トランプさんを牽制してトランプ大統領誕生を妨げるため?
この広島演説は世界に発信されることでしょう。
それによって「同盟国の核武装容認」という姿勢をとっているトランプさんを牽制。
トランプ大統領誕生を阻止しようとしたのかもしれませんね。
確かにトランプさんが大統領になったら・・・なんだかとんでもないことになりそうですよね。
まぁ・・・クリントンさんでも・・・同じかもしれないけどね・・・。
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■本日のまとめ
本日の記事をまとめますと
・オバマ大統領が現職大統領として初めて広島を訪問。
・広島演説で「核なき世界を諦めない」と表明。
・日本では「謝罪より核廃絶」が叫ばれているらしい。
・アメリカでは「核のおかげで戦争は終結」と言われているらしい。
・オバマ大統領の広島訪問はトランプさんへの牽制だと思われる。
以上となります。
核なき世界。
戦争なき世界。
テロなき世界。
人類の問題は山積してますね。
大きな家族の一員として拙僧も協力しなければ!!
本日は「生臭寺院」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。
またよろしければお付き合いくださいませ。
それではこの辺で失礼致します。
南無阿弥陀仏・・・。
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